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●音楽・・ 「Fallin' For You」

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 今年春頃、運転する車のカーラジオで流れる音楽で、久々に僕が、「おっ、良い曲!」と思って、走る車内でメモ紙とボールペンを探して素早く書き留めた、DJの語るタイトルと歌手名、「フォーリンフォーユー、コルビーキャリー」。最近は、とんと僕が、「うわっ、良い曲だ!」と感じる曲に出会わない。若い頃は、大好きだった洋楽も、日本のフォーク・ロック、歌謡曲にもめまぐるしく、いつもいつもという感じで「良い曲」に出会っていた。だから昔は、ドーナツ盤やLP盤のレコードを、いつもいっぱい買っていた。此の頃は自分が良い曲に出会う感動が少ないなあ。これは多分、昔と比べて、現代現在は「良い曲」がガクンッと減少したということでは、決してなくて、ひとえに僕自身の衰えだろう。加齢に寄る聴力の衰え。聞こえてるけど、片方の耳の耳鳴りは鳴りっ放し、さっぱり良くならないし。最初は耳鼻科に行ったし、飲み薬も塗り込み薬も試したけどねえ。聴力もだいぶ落ちているように思われる。老いは僕に取ってのハードロック類を騒音にしつつある。最近、ギンギラギンのロックはやかましい、と感じるばかりになって来たもんねえ。嫌あねえ、オールドに歳喰うのは。

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 で、この春に初めて聞いて本当に久々感動したGood!な曲、「フォーリンフォーユー、コルビーキャリー」は、Follin’ For Youというタイトルで、日本語での呼び名も、コルビー・キャレイになる、Colbie Caillatというアメリカの若い女性アーチストで、彼女の歌う、ビートの効いた明るくポップなラブソングであり 、そしてその後、初夏頃のフジ系列で放送していた女子の世界バレーで、全日本選抜の女子選手のプロフィルを紹介するときに、BGMで流していた、ゴキゲンな曲だった。この時点で、YouTubeでは聴けたが、日本でのCDリリースはまだだった。リリースになったのは8月後半くらいだったっけか。この初夏からここのところまでのTVの、軽め明るめ前向きのドキュメンタリー番組で、テーマ女性を紹介するときのバックに流すことが多い曲だね。良い曲だねえ、“Follin’ For You”。僕が、今のところ一番、大好きな曲です。

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 コルビー・キャレイ(Colbie Caillat)さんは85年生まれのアメリカのシンガーソングライターで、お父さんは音楽プロデューサーという家で、幼少よりピアノを習い、19歳でギターを弾き始め、曲作りも始める。インターネットに自作の曲を載せ続け、Bubblyという曲がネットで評判になりプロの道へ。07年に“Bubbly”は大ヒットしたんだそうな。07年に出したデビューアルバムはビルボード最高5位までにランクされ、08年までに120万枚以上を売り上げたんだとか。僕が今一番お気に入りの「フォーリンフォーユー」が入っているのは、今年8月後半くらいに出たセカンドアルバムの“Break Through”の中の1曲です。本国ではシングル発売されているようですが、日本ではシングルCDは出てないのかな。アメリカの音楽販売事情もどうなんだろう?現代は、世界音楽市場はネット配信が主体なんでしょうからねえ。日本でもネットでアルバムから単品買い出来るし。コルビー・キャレイさんは、女ジャック・ジョンソンと呼ばれているらしいが、ジャック・ジョンソンて誰だ?現在の僕はホント、洋楽に疎いからねえ。昔は、というか、大好きで慣れ親しんだ70年代から80年代(正確には60年代末から80年代後半頃)には、例えばウエストコーストサウンドだとか何とかかんとか、色々と、欧米のロック・ポピュラーには好きだから、それなりに詳しかったものだ。今の洋楽についてはさっぱりというくらい解らない、知らない。

 音楽続きの話で、テレ朝系の深夜番組「タモリクラブ」で、9月9日に全世界同時発売となった、ビートルズのリマスターCDの特集をやっていた。途中から見たんだけど、ビートルズの各曲の、旧盤とリマスター盤との聴き比べをやっていて、TVから聞いていても確かに音が違った。リマスター盤の曲は明らかに、旧盤に比べて音というか音楽そのものが相対的に澄んでいると思った。すごいよね、日本では、ビートルズの全アルバムのリマスター盤、全16商品が9日の発売から2週間内で200万枚以上の受注になったんだとか。初めから、予約だけでもう百万枚とかいってたからね。1970年に解散したビートルズが、それからもう約40年経つというのに、ビートルズファンというのは本当にすごいの一語だなあ。ビートルズの実質的活動期間て、賞味7年間だけらしい。プロデビューしてからということだろうけど。リンゴ・スターが加入する前のクォリーメンとかいうアマ・バンドの時代を入れるともっとになるんだろうけど。NHKのTV放送でも、リマスター盤発売を記念して、9月の6日と12日に「よみがえるビートルズ」とか何とかいうタイトルで特集番組を放映していた。元々本国イギリスで制作した番組だったけど。

 僕がビートルズの曲を初めて聴いたのは小三か小四のとき。当時高校生になったばかりくらいの兄貴がビートルズのアルバムを友達から借りて来ていて、兄貴がそれを毎日聴いているのを傍で何となく聞いていた。多分、日本でビートルズのレコードが発売になったばかりくらいの頃だろう。日本でのビートルズ人気が出始めた頃か。日本でのビートルズ旋風というのはいきなり舞い上がったのかな?時代は火が着いた頃だろう。あの頃、兄貴の傍で聞いていたり、兄貴が居ないときに、ただ興味本位ばかりでこっそり一人で聞いたりしたが、印象的に記憶に残ったのは「プリーズプリーズミー」だけだったような気がする。「シーラブズユー」もかな?あのとき聞いた初期のアルバムに「シーラブズユー」が入っていたろうか?当時小三か小四くらいのアタマの悪いガキには、まだとてもビートルズは解らなかった。

 中学生になって、僕はTVで放映したビートルズの映画、「ビートルズがやって来るヤァヤァヤァ」と「Help!四人はアイドル」を見た。モノクロTVで見た。中三になっていたと思うけど、僕がお金が無くて映画館に行けないのを、クラスの仲の良い友達が映画のチケット代を出してくれて、その友達と二人でユナイト映画「Let It Be」を見た。中二の後半から中三くらいの僕はビートルズキチガイみたいになっていたが、僕の家庭は小学生時代に比べるとガクンと貧乏になっていて、なかなかおいそれとビートルズのレコードが買えなかった。その親切な友達からビートルズのレコードを貸してもらってポータブルプレイヤーで聴いていた。ビートルズの曲群は一つ一つ聴く度に、僕は心奪われて行く状態だった。中三時代の僕は、もうビートルズの曲群の虜のようになっていた。

 まあ、いいか。大昔の話は。現在25歳になるアメリカのポップフォークロックのシンガーソングライターねえちゃん、コルビー・キャレイの歌、「フォーリンフォーユー」が僕が最近、本当に久々に感動したGood!な歌だったってコト。

 ああ、それからちょっと前の話になるんだけど、YouTubeでボブ・ディランの曲の本人の動画を捜し聴きして、ずうーっと行ってたら、僕の好きなディランの曲で、70年代末のディランの名アルバム「血の轍」の中の1曲で、「Tangled Up In Blue」というフォークの名曲を、KT Tunstallという女性シンガーが歌っていて、カバーアレンジのフォークロックがとても良く仕上がっていて感動した。ケーティー・タンストール。弾き語りの歌い方もカッコ良かった。

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●映画・・ 「ロボ芸者」

 テレ東系の深夜ワクで“シネ通”ていう番組やってて、それで「ロボ芸者」て新しい特撮SF映画を紹介していたけど、かなり面白そうだった。オタク的マニアックB級映画。 SF活劇だけど、何か大昔のアメリカB級SFティスト満載な感じで、エロ味も入ってるし、ちょっと馬鹿馬鹿しくもカッコ良く楽しめそう。 マニアのオジサンが造りました、って感じ。是非見たい映画ですね。 実写版“キューティーハニー”“キャシャーン”みたいになってなきゃいいけどな。まァ、あれらはあれらで良かったんだけど。

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