070424に、全国の中3と小6に対して行った全国学力調査。
全員参加でないと、正確なデータは出ないのでしょうか?
ただし、私立校は、61.52%の参加ですが(国公立校は、ほぼすべて参加)。
世界的にみれば、全員参加型は少数派らしいです。
イングランド(英国内)、フランスやドイツの一部地域、アメリカの一部など。
そのイングランドでも、見直しの動きが出始めています。
全員調査型のデメリットは・・・。
費用が莫大、結果を出すのに時間がかかるということですね。
全員参加型ではない調査方法は、イロイロ種類がありますが・・・。
例えば、抽出調査というものがあります(←イロイロな種類の抽出調査があり)。
世界的に学力がTOPのフィンランド、受験熱の高い韓国も抽出調査です。
例えば、無作為に3000人程度を調べれば・・・。
日本人1億3000万人の男女比が、正確に調べられるようです。
これは、ランダムサンプリング(random sampling 無作為標本抽出)と言われる方法です。
フィンランドでは、5%の抽出調査だそうです。
日本の中3と小6の5%だと、「2,330,000(人)×0.05=116,500(人)」ですね。
5~6%で充分に正確とも言われていますが、どうなのでしょうか?
ところで、少し前までテレビで放送していた「トリビアの泉」を覚えていますか?
生活の役にたたない「ムダ知識」の面白さを紹介する番組でした。
「へえ~」というつぶやきは、かなり話題になりましたよね。
その「トリビアの泉」で、何か検証するとき・・・。
番組スタッフが統計学者に「どのくらい調べれば、データが出るか?」と聞きに行くことが、たびたびありました。
統計学者は、「1000人調べれば、充分正確なデータが出る」と、よく答えていた記憶があります。
まあ、テレビを信じすぎると危険ですけどね~。
抽出調査のメリットもよく考えてほしいところですよね。
メリットは、費用がかからないこと、結果が早く出ることなどです。
今回は、よく考えて全員参加型にしたのだとは思いますが・・・。
ちなみに全国学力調査、まだ問題点はあるようで・・・。
・・・次回ラストへ続く。