◆◇◆『男の子の脳を伸ばすのは、どんな親?』篠原菊紀〔しのはら・きくのり〕著(宝島社)より◆◇◆
男の子の脳を理解すれば、男の子が許せるようになる!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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⑤男の子は勉強もハマれば伸びる
勉強には集中できないけれど、遊びなら集中できる。
勉強は嫌いだけれど、遊びなら好き。
これは、脳のシステムとしては当たり前。
大脳基底核を中心とした「やる気」のシステムは・・・。
好き嫌いに強烈に左右される。
だから、勉強に集中できなくて、遊びに集中できるのは・・・。
仕方のないことだといえる。
では、どうすれば男の子は、勉強の集中力を伸ばしていけるか?
ヒントは、男の子がゲームにハマっているときの脳にある。
このとき脳では、ドーパミンが放出されている。
ステージをクリアしたりすると・・・。
子どもの脳のドーパミン系が活動して、快感を得る。
これが大脳基底核と結びついて、ゲームにハマる。
それならば、ステージをクリアしたときのようなドーパミン系が活動を・・・。
いかにして、子どもの勉強でも起こすか?
ドーパミン系を活動させる「何か」が必要になるだろう。
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私は、料理がほとんどできません。
だから料理に対して、あまり「やる気」が出ません。
子どもの勉強はどうでしょうか。
勉強の「やる気」が出ないということがあるかもしれません。
でも、「この教科だけは好き」とも言っているでしょう。
好きな教科は、優先的に勉強することも多いはずです。
それは、おそらく「できる」からです。
できると、脳にドーパミンが出て気分がよいのでしょう♪
ゲームも楽しいですよね。
敵を倒す、謎を解く、クリアする・・・。
できると脳にドーパミンが出て、気分がよいわけです。
こう考えると、勉強、ゲーム、部活・・・。
そして仕事も同じようなものかもしれません。
「できる」ものは好きになり、「やる気」も出るわけです。
それを勉強にも使いましょう。
つまり、勉強を「できる」ようにすればいいわけです。
勉強の「やる気」のない子どもが、自分から心を入れ替えて・・・。
自分から「やる気」を出すことを期待してはいけません。
そのときは来るかもしれませんが、いつになるかわかりません★
しかも、中3の2学期に心を入れ替えたとしても・・・。
今まで、数学や英語など、続き物の教科を勉強していないわけです。
土台がないので、中3の数学も英語も理解できませんよ★
まずは、周囲の大人の出番です。
なるべく早い時期から、子どもに勉強を教え、勉強させ・・・。
勉強を「できる」ようにしてしまいましょう。
そこから、子どもの勉強の「やる気」は出ます。
どう「できる」ようにするのか?
● 一緒に目標を設定する
● 家庭学習のルールを決める
● ご褒美のルールを作る
● 保護者が勉強を教える
● 塾を使う
● 通信添削を使う
● 家庭教師を使う
・・・打つ手は、いくらでもあります。
まず動くのは、おそらく子どもではありません。
まずは、周囲の大人が動くことです☆
「平凡な教師は言って聞かせる。よい教師は説明する。優秀な教師はやってみせる。しかし最高の教師は子どもの心に火をつける」
(ウィリアム・ウォード William Arthur Ward アメリカの作家、牧師、教師)
・・・次回へ続く。
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