赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼ゆるやかな徴兵制のすゝめ

2024年03月27日 | ■かもめ文庫

以下、またぞろ昔書いた記事で悪いが・・・

●世に倦む日日・・・例えばね、「引きこもり」とか「ニート」とかレッテルを貼られて見捨てられている長期失業青年たちを、人手不足に悩む地方の農家で働いてもらうよう制度支援すればいいじゃないか。一人につき国が月10万補助するとか。それなら、農家戸別補償にもなって一石二鳥だと思うが、厚労省と農水省、どうだ。

 どうだも、こうだもねぇだろう。ヨニウム君もだいぶ行き詰まっているようで青息吐息だ。政治現象や政局ばかりを見て結果論を奉じてもそりゃ始まるまい。結局右も左もわけがわけがわからなくなってしまって理論的カスのクズ及び感情的ヒステリと指弾されている還暦おっさんよ。相変わらず誰それは左だぁ右たぁ~と腑分けして溜飲を下げていい気になっている口だ。そんなんじゃ、しばき隊元祖を自慢する例のイデオロギーのアンポンタン武蔵小杉のお弁護ちゃんに大差はあるまい。
 いいかい、ヨニウム君。丸山理論も司馬史観も今となっては漫画にすぎまい。口の減らないおっさんだ。カスみたいなことばっかり言ってんじゃあるまい。も少し歴史なりなんなり、きちんと勉強しろ勉強を。あ~ん。ニートの一人頭に十万円を与えるとな・・・そんなことをしたら日本のすべての青少年がニートになっちまう。十万円を使い果たした来月からは生活保護の申請手続きだ。
 逆なのだよ。君のような左巻きのアンポンタンには極論にしか聞こえんかもしれないが日本にも徴兵制のようなものがあれば彼らも救われるだろうぜ。半年間でよい。楽しい楽しい集団生活を経験させる。毛布のたたみかた。ゴミの出し方。野営の方法。包丁の使い方。ボタンのつけかた。雑巾を作らせ糸と針のつかい方を学ぶ。火のおこし方。ライスカレーの作り方。飯の炊き方、パンの焼き方。
 もっぱら教室では日本の地政と歴史を学ぶ。それに、彼らには日本語と文字を書く作業を復権させる。できればボールペンなどという貧弱な簡易式筆記用具は教室から一掃し常に万年筆を携帯させてせっせと日記を書かしめる。その他俳句を作らせ和歌を詠ませる。それらをすべて筆記させる。半年間の最後には卒業試験のかわりに手紙を書かせる。
 ん?誰宛に書くのかとお尋ねかい。そりゃ、おめ、まずは母上様または父上様あてに決まっているが、とてもじゃないが親などに手紙は出せないという変わり者には拝啓天皇陛下様でも前略総理大臣様でもよいだろう。なにごとも日本語の復権のためだ。よってこの半年間はスマホ、パソコンは厳禁となす。この間の彼らに課せられた必読文献は以下のごとしである。福沢諭吉『福翁自伝』、内村鑑三『代表的日本人』、新渡戸稲造『武士道』と、いずれも明治期の名著だが、この三冊だけはぜひとも彼らに読ませたい。
 ん?もう一冊なにか読ませろ、というのかい。ならばそれは決まっている。昭和の名著、会田雄次著『アーロン収容所』(中公新書)をおすすめする。
 ん?兵役はどうするのかとお尋ねかい。そりゃ、おめ、万年筆をもったからといって兵隊になれるわけがあるまい。かれらに兵役は期待しないほうがよい。どうしても兵隊に行きたいという一徹な頑固者のために、二年から三年間の養成期間をあたえる。ここで銃の扱いをはじめ徹底的にハイテクノロジーを学ぶ。国家の戦士とは、それは成績優秀者であることはもとより志願者の中からさらに選抜された、ごく少数者のみが勝ち得る栄冠だ。
 さてさて、この際「言葉狩り」と揚げ足取りに精を出すぐらいしかノウも足りない思想薄弱なる徒党連中の猿面冠者を相手に念のために言っておくのだが拙者の提案する「ゆるやかな徴兵制」に、まずは男女および出自貧富の差別はいっさいないことを明言しておく。いってみれば国家が国費でなさしめる義務教育の延伸とでも理解しておけばいいだろう。

●世に倦む日日・・・どんどんアイディアが浮かぶ。AI・ロボットの技術革新は、コンビニ・スーパー・外食の深夜労働をなくすために活用すればいい。深夜の店への立ち入りを、玄関でキャッシュレスカードでチェックするシステムにする。防犯OK。無人化OK。データ収集OK。一石三鳥。このアイディア、特許申請できないかな。

 そりゃ、おめ、早い話が自販機のことだろ。四角四面でのっぺりしているがAI概念はおおむね達成されている白物家電の完成型だ。雨の日も風の日も人の手は借りずに黙ってつったたまま文句ひとつ云わずに働いてくれている。こんなのが君の好みなのか。お世辞でも趣味がよいとはいえんぞ。だからよ、あんまし過信するなよ。AIとかロボット相手に。俺なんざ夜勤がなければ収入は三割減だ。夜勤とか残業があるから、こうしてなんとか、やりくりしていられんじゃねぇか。勤労をなんだと思っている。あ~ん。ものを知らない半端な文系インテリはこれだから困る。

●世に倦む日・・・最近、ずっとAIについて考えている。もう誰かが指摘済みかもしれないが、例えば、マクドナルド。あのファストフード業態って、ビジネスの形態そのものがAI・ロボット指向的ですよね。商品もサービスもきわめてシンプル。すぐに置き換えできそう。20年後は確実に無人化していると思う。 

 君の言うところの無人化とはヒト科があらゆる面で、それも限りなく無能化することに他なるまい。やればできることさえロボットに肩代わりさせて、てめぇは酒でも飲みながら、ふんぞり返ってなんぼのものだ。それでいいのかい。テメエの手だけは汚したくないとほざいて楽をすることばかり考えているヒトなんていう下等動物はいてもいなくても地球が平和であればそれでええということになるね。同感だ。

 

 

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