「冬の星座」は、先日来カラオケ屋に参じては好んで歌っている曲なのだが調べてみると1947年の中学生用音楽の教科書に「文部省唱歌」として載せられたのが最初だったとのこと。なにか讃美歌でも歌っているような荘厳なおもむきさえあって子どものころから大好きな歌だった。いちいちの文語体が新鮮だった。さゆる空、地上にふりしく、奇(くす)しき光、ものみないこえる、しじま、オリオン、スバル、そしてなにより二番の歌詞にある「無窮をゆびさす」の無窮という言葉が忘れられなかった。
詞:堀内敬三
曲:ウィリアム・ヘイス(米 1871)
こがらしとだえて さゆる空より
地上にふりしく 奇(くす)しき光よ
ものみないこえる しじまの中に
きらめき揺れつつ 星座はめぐる
ほのぼの明りて 流るる銀河
オリオン舞いたち スバルはさざめく
無窮をゆびさす 北斗の針と
きらめき揺れつつ 星座はめぐる
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