銚子・角巳之・三代目

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水明楼址(あと)

2007年10月08日 | 銚子の風景

Img_1802 写真は犬吠埼近くにある水明楼(すいめいろう)址。水明楼は明治時代の名旅館で幾多の文人・墨客が訪れたとモノの本に書いてありました。文豪・徳富蘆花も訪れ、作品にも登場するとか。この近辺には秩父宮別邸・瑞鶴荘(ずいかくそう)址も。犬吠埼一帯には歴史を感じるスポットがいくつも点在しております。その歴史、白亜紀の堆積物、弘法神話、義経伝説、明治・大正ロマンから、昭和の戦争の記憶まで....。地層から超人、ヒーロー、文学....ジャンルを問わずです。東の外れ、太陽が本州で最も早く姿を現すこの地は、人を惹き付ける何かがあるんです。歴史に思いを馳せるのも良し、太平洋の怒涛に圧倒されるも良し、何もせず、ただぼんやりとそこで時間を過ごすのも良し..。ここに来ると不思議な事に力みが消えている....。それは犬吠埼が自らの心の原風景であるという事に留まらず、偉大な大自然の力の前では人間の悩みなど小せえ、小せえ~。という事なんだろうと思います。水明楼、瑞鶴荘....、名前もいいですね。


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1 コメント

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闖入失礼 (あきもと)
2007-10-17 21:00:02
闖入失礼
「瑞鶴荘」の単語に曳かれてやってきました

> この近辺には秩父宮別邸・瑞鶴荘(ずいかくそう)址も。
★瑞鶴荘は秩父宮が造営したのではなく、伏見宮貞愛(さだなる)親王の別邸です
伏見宮貞愛親王については下記をご参照ください
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8F%E8%A6%8B%E5%AE%AE%E8%B2%9E%E6%84%9B%E8%A6%AA%E7%8E%8B

> 犬吠埼一帯には歴史を感じるスポットがいくつも点在しております。
★銚子はわりと早い時期から観光地化していたので、たしかにそのような場所が多々あります
しかし、残念ながら戦後の市の観光行政、文化財行政は、銚子に内在する歴史的文化的遺産に対する配慮、あるいは積極的な保護活用策をほとんど実施してきませんでした
県内でも稀有の存在である近代庭園址が存在する瑞鶴荘も、現在、スパ施設建設計画が進行しており、このまま行けば来春には全面的な破壊喪失を余儀なくされます
庭園址の存在を知りながら、それを保護活用することに知恵を絞らない県や市は、自ら銚子観光の質を下げることに手を貸していると感じます

突然現れて、一方的な愚痴を書いてしまいましたが、ごく一部の銚子住民はまだあきらめずに瑞鶴荘保存の方策を模索しているところです
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