銚子・角巳之・三代目

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漕出式

2006年01月05日 | 銚子の風景

000_0353 本日は漕出式(こいでしき)漁師さんたちの仕事始めです。各船団が順次出航し、第二市場前にある海の守り神・川口神社前で一旦止まり(写真)お神酒を捧げて今年一年の航海安全と大漁を祈願。今朝はあいにくの曇り空、ときおり中堤防に高波が押し寄せておりました。銚子沖は北から親潮、南から黒潮、そして利根川河口の3つの流れが交差し、豊かな漁場を形成しているのですが、それだけに海流が複雑で古くから日本三大難所の一つに数えられておりました。阿波の鳴門か、銚子の川口、伊良湖渡会(いらごわたらい・愛知県渥美半島付近)が恐ろしや。川口神社のすぐ近くには千人塚(せんにんづか)という海難漁民慰霊塔があります。現在は運河が整備され、航海は安全になったようですが、それでもやはり海は恐ろしい。水産業はそんな海に出る漁師さんがいてはじめて成り立つ。当たり前の事ですが、漕出式をず-っと見ていて、そんな事を感じました。漁師さんがいて、魚市場の方々がいて、仲買人や我々加工の人間がいる。見守る銚子の仲間が居て....それを運ぶ人がいて、販売する方がいて.....、で食べる人がいる。これまた当たり前の事ですがどうも昨今はこれが途切れ途切れで一連の流れが最終的に食べている方に伝わり難くなっているようにも感じています。日常を発信しながら少しでも伝わっていったら良いな。と思っています。


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