レジーム・シフト(生態系の体制変化)の波によると、アリューシャン低気圧の活動が強いときにイワシが豊漁で、反対に弱い時には不漁となる傾向と有りますが、難しい事はさておき、図で見ると確かに気候変動とイワシ漁獲量の波がほぼ一致しています。イワシの波を眺めると、昭和12年頃と昭和63年頃に大豊漁。昭和40年頃と最近は殆ど揚っていない。またイワシが不漁の時にはほぼサバかサンマが豊漁になっている。1864年(元治元年)付近に大豊漁の波が見えます。因みに銚子大漁節が生まれたのも元治元年と言われてます。なるほど。なるほどです。浜のお年寄りが経験的に語る昔話と、最新の科学を駆使した分析結果はほぼ一致しています。これは凄い事です。最近は温暖化など環境の劇的変化もあり、この魚種交代だけでイワシを解明する事は不可能なのだそうですが、分かっている事はマイワシが揚っていない事。サバ、サンマは豊漁とは言え漁獲量全体は激減している事。後継者不足も深刻な事。日本はもはや魚の輸入大国である事...。この状況を認識したら、もはやゴマサバはね。とか、脂が、骨がと言っていられないのは明白であります。イワシの原因が魚種交代という現象だけで説明出来て、いずれ笑って話せれば良いのですが...。どうも最近の傾向はそんな単純ではないようです。続きは明日。写真は今秋のサンマです。今年は豊漁でした。
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