まだかまだかと待ちわびて、漸く満開と思いきや、一夜の雨で花は散ってしまいました...。俗にいう、花散らしの雨と言うのでしょうか。この花散らしという言葉、これにも様々な意味があり、ただ花が散る...その様子を表すだけではないようですが....。桜に人生を重ねる。自らが置かれている状況によって様々に、いかようにも見えて参ります。桜にちなんだ詩歌が多く、解釈が様々であるのも単純ではない世俗の諸々を投影しているのでしょう。桜が咲こうが散ろうが関係ねや...という声も聞こえますが、そんな心持ちで毎日流され、気が付いていたら人生終わっていた...。こんな生き方は嫌ですね~。すべからく自分自身の問題、他者がとやかく言う話ではないですが...。物事には必ず終わりがやって参ります。始末をどうつけるか?非常に重要であり、切実であります。散りぬべき・時知りてこそ世の中の・花も花なれ・人も人なれ....。桜の季節にいつも思い出す一句。凛とした凄みを感じます...。
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