銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

肉と魚-その①

2006年01月16日 | 日記・エッセイ・コラム

000_0437  銚子の魚シリーズを書いていますが、書いている本人が一番勉強になっています。銚子港には沢山の種類の魚が水揚げされますし、魚博士も沢山います。教材と先生が最高ですから、あとは私(生徒)の心がけ次第でしょう。やはり基本は現場。頭で分かっていても、体で覚えなければ第三者の方々に本質をお伝えする事は難しい。そう感じています。さて私は食肉担当者から水産業界に転じました。全く畑違い。と思われる方もおられるでしょうが、実はかなりの共通項があります(いずれ報告します)魚と肉の違いですが、私は将棋と囲碁の違いだと思っています。突然変な話で恐縮ですが、この例えはこういうことです。将棋は個性豊かな駒が互いの王様を奪い合う勝負、囲碁は白と黒しかありませんが、大局を見据えて定石を打ちながら最終的に多くの陣地を獲得する勝負。さしずめ魚は将棋で肉は囲碁でしょう。魚は将棋。イワシ(最近は高級魚ですが)、サバ、アジが歩、ヒラメやタイが金銀で、マグロは飛車角...とこんな風に考えています。大駒ばかりを振り回すのは素人将棋で、歩のない将棋は負け将棋との格言もあります。直進しか出来ない香車。動きのユニークな桂馬。相手の歩一枚で死んでしまう事もありますが、局面によってはその勝負を左右する働きをします。歩、香車、桂馬は敵陣に入れば成金になる。魚というのは特定の魚種を指すのではなく、海の恵みの総称。生かすも殺すも打ち手次第ですね。写真は昨日の銚子マリーナ(ヨットハーバー)から見た夕陽です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿