銚子・角巳之・三代目

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青春漂流

2010年07月23日 | 日記・エッセイ・コラム

005 017 ああ入道雲....。夏ですね~と。雲の形や風の匂い、水揚される魚や収穫される野菜・果物...。五感で季節を感じる....。すっかり田舎生活も板についてきたと言うことでしょうか? さて、故あって“青春漂流”という本に付いて思い出しているところであります。立花隆さんの名著。もう30年近く前になるでしょうか? 私は大学生の頃でしょうか、先輩に読んでみれば...と言うことで...。本当に深い感銘を受けたことを今でもはっきりと覚えております。職業選択とか生き方とか...。すべて何らかの挫折体験を持つ当時の若者10数名の物語....。人生における最大の悔恨(かいこん=後悔の意でしょうか)は自分が生きたいように自分の人生を生きなかった時に生じる。一見、いかに成功し、いかに幸せに見えたとしても、それがその人の望んだ人生でなければ、その人はその悔恨から逃れることは出来ない....。あらゆる失敗の可能性を忘れている人は、いかに大胆に生きようと、無謀に生きたというだけである....。確か青春漂流のあとがきにそんな文章が....。詳しくは....、実際にお読み下さい...。おめえ、何がやりでえだ~と銚子弁で、べずによ...。おめえもが、だがらよ...。こんな風景、良く見掛けます。反対に私は~がしたい。なりたい。だから....と。老若男女、年齢に関わりなく...。やはりlife is short...であります。いくら虚勢をはったところで、周囲にはすっかり見透かされ、その行為は滑稽ですらある...。周囲に関わらず、いずれ訪れるであろう自らの黄昏時に去来するものやいかに....。本日、家畜の伝染病で壊滅的な打撃を受けた九州の畜産生産者の方々とお話しする機会を得ました。掛ける言葉も見付からないまま3ケ月。掛かってきた電話の声には張りがあり、70歳になりなんとする代表から、このままで終われるか!....。もともと日本三大開拓地に数えられる地域。食糧難の時代に各地から入植され、時代は代わって地域の結びつきや地場産業の弱体化が喧伝される昨今、それでもそこに残り、艱難辛苦に耐えながら....。開拓者精神、健在であります。