世界遺産と日本/世界の町並み w/IT

世界遺産と日本/世界の個性的な町並みをITを交えた筆致で紹介します。

メコン川で採れた魚がまだ泳いでいるかのような姿でお皿に上るミトーです(ベトナム)

2011-09-11 08:00:00 | 世界の町並み
 首都と言っても人口も少なく、どことなくのんびりした雰囲気が漂うのがラオスのビエンチャンでしたが、このビエンチャンの南に流れタイとの国境となっている川がメコン川です。このメコン川は、中国に源流があり、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアを流れ、ベトナムで南シナ海に注ぐ国際河川です。今回は、メコン川の河口近くのメコンデルタと呼ばれる地域にある町の一つ、ベトナムのミトーを紹介します。

 ミトーは、ホーチミン市の南西70kmほど、メコン川の河口から60kmほど内陸に入った人口16万ほどの町です。メコン川からの魚や灌漑による農作物などの恵みと、メコン川にまつわる観光によって成り立っている町のように見受けられます。もちろん、観光も、メコン川による恵みの一つかもしれません。

 ホーチミンを起点とする、日帰りのパッケージを申し込むと、ミトーまで車で行って、メコン川を渡し舟で渡って対岸なのか中州なのか、そののような所へ連れて行ってくれます。メコン川では、船でいろんなものを売りに来ます。日用品のほとんどを売りに来るのでないかとも思うくらいです。クロスした2本の艪をたくみに操って、目的の船に接岸してきます。


 対岸に着くと、アオザイ姿の歌姫がギター伴奏とともに出迎えてくれます。









 
 赤道に近いせいもあって、色々な果物が豊富で、成っているところが見られ、試食することも出来ます。さらに、ミツバチの巣や、蜂蜜の採取の仕方の実演もしてくれたように思います、もちろん、それらの製品の販売宣伝も忘れていませんでしたが。






 中州のようなところには小さなクリークがたくさんあり、小さな船でその中に漕ぎ出してくれます。観光客を2~3人ずつ乗せた小船が、狭いクリークにどっと入ってくるので、お互いがぶつかり合わんばかりの混雑です。ただ、ジャングル状の木々の中のクリークには、ところどころに小さな木橋が架かっており、その下を潜って行く舟の旅は、なかなk絵になります。このツアーでのハイライトの一つではないかと思います。


 
 観光が終わって連れて行かれたレストランで、面白い食べ物を2種食べることが出来ました。一つは、メコン川で採れたと恩われる魚のから揚げで、まるで泳いでいるかのように、立った状態で盛り付けられていました。もう一つは、デザートに出されたお皿に乗るボール状の物体です。砂糖を加えたお餅状ものを油で揚げると膨らんで丸い10cm程度のボール状になるようです。ウェイトレスさんがはさみで切り分けたものを、お箸で食べますが、ほんのり甘くって底の方の破片はお餅状のものも残っています。

 ベトナムやインドネシアなど赤道近くの国に行くと、強い日差しで痛いくらいです。このような所では、太陽電池も効率よく発電できるのではないでしょうか。ただ、太陽光の強い場所と、電力需要の大きな場所とが必ずしも一致していないのが残念です。原子力発電と比較して、太陽光発電は自然エレルギーと宣伝しているようですが、風力発電も含めて、エネルーの元は太陽からのものです。その、太陽のエネルギーのもとは核融合、つまり原子力なのは皮肉なことです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。