シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

限界集落~消滅~?

2007-03-30 | 自然・環境とか

昨日の新聞でも目にしました。
限界集落の問題がクローズアップされています。
限界集落とは、過疎化などで人口の50%が65歳以上の高齢者になり、冠婚葬祭や田畑の仕事、道普請など社会的共同生活の維持が困難な状況に置かれている集落のことを指す。それは環境問題とも密接にリンクしている。

主にこれまで林業中心の山間部は顕著だ。
人工林は下草刈りや間伐がされていない放置林となり、大雨が降れば土が流出し、根がむき出しになってやがて木は死ぬ。

山が荒れ、保水機能が損なわれ、田畑が崩壊すれば、土砂災害は頻繁に起き、それは都市部の水害となる。さらに、夏の渇水を招く。
また、山が豊でなければ、海も豊にならない。

二酸化炭素など温室効果ガスの6%削減を京都議定書で義務づけた。うち3.9%を森林で吸収する計算。これは整備が十分な場合の数字だ。

どうしたら維持できるのか?自治体や地主任せではもう無理。
そこで、『流域共同管理』が提唱されている。上流、中流、下流で流域社会圏を設定。山から恩恵を受けている都市など下流の人たちが、上流の山村を支援しながら、流域で人間と自然が豊かになる仕組みをつくるべきだと。

全国に限界集落は7800。今後消滅の可能性がある集落は2600を超えるという。(私の実家も限界集落か準限界集落かもしれない)

環境問題だけではない。より深刻で早急な対応が求められるのは、
(3日前にも書きましたが、やはり)
限界集落や準限界集落などでの災害への備えだと思う。
また、災害がおこった場合に迅速な対応をどうするか?

・・・こういう問題を解決してくれる、ものすごく優秀な人材がどこかにいないものか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする