草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

香港民主派を弾圧する中共は全体主義国家だ!

2018年01月29日 | 国際問題

日本の自称左翼は今の香港での出来事をどう考えているのだろう。習近平は第二の毛沢東を目指している。香港の民主派が再来月行われる立法会の補欠選挙に立候補しようとしたのに対し、香港当局は無効であるとの決定を下した。香港の将来を民主的な選挙で決めようと主張することが、香港の憲法にあたる基本法に抵触するという理由である▼とんでもないことではないだろうか。立候補の届け出を行っていた女子大生の周庭氏は、記者会見の席で「無効とされたのは私個人の立候補だけでない。香港人の政治的な権利を永久に奪ったようなものだ」と激しく批判した。香港の施政権が中共の手に渡ってからは、一国二制度は形骸化してしまった。「雨傘運動」で若者が必死になって民主化を訴えても、中共指導部は一顧だにしなかった▼自由を求める香港の若者を努力が水泡に帰するようなことがあってはならない。日本は自由アジアの最後の砦とならなくてはならない。安倍内閣は中共との関係改善に舵を切ろうとしている。ことさら対決姿勢を鮮明にする必要はないが、自由を踏みにじる全体主義国家であることを、肝に銘じておくべきだろう。習近平よりも安倍首相が独裁者であるかのように批判するのは、とんでもない見当違いである。現在の香港は明日の日本の姿である。むざむざと全体主義国家に屈服するようなことがあってはならないのである。


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