草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「涙を流して敵を殺す」覚悟が日本人にあるかどうかだ!

2018年01月02日 | 思想家

新しい年を迎えたが、これまでの世界が一変したわけではない。昨年から引き継がれた問題はそのままである。差し迫っては朝鮮半島がどうなるかである。アメリカと北朝鮮の落としどころは見えてきたのではないか。レッドラインはアメリカに到達可能なICBMを開発できるかどうかだろう▼現状はそこまでにはいたっておらず、その意思が北朝鮮にあるかどうかも疑問である。この段階でアメリカと北朝鮮の交渉が本格化すれば、追い詰められるのは日本である。何度も述べているように、そうなれば日本は重大な決断を迫られることになる。アメリカとて、日本に譲歩せざるを得ないだろう▼国家として生き残るためには、核武装を避けては通れないのである。アメリカの核の傘が機能しないのであれば、それしか方法がないのは誰の目にも明らかである。しかし、平和ボケした日本人には、その決断は難しいのではないだろうか。憲法に自衛隊を書きこむことについてすら、反対の声が大きいのである。一部にある殺されてもいいと主張は、安易なロマン主義でしかない▼田邊元は戦場に向かう教え子に向かって、「涙を流して敵を殺さなくてはならない」と語ったといわれる。自分がやられる前に撃つしかないというのを、哲学者はそう表現したのだ。戦争とはまさしく、そういうものなのであり、核武装に関しても、甘い感傷で語るべきではないのである。


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