草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

天皇陛下のお言葉を政治利用する細野豪志は忠臣にあらず!

2017年01月26日 | 政局

民進党代表代行の細野豪志が今日の衆議院予算委員会で、天皇陛下のお言葉を持ち出したり、人権を云々したのは不敬そのものであり、断じて許されるべきではない。玉座を利用するのは憲法に違反する。戦前の政友会が統帥権干犯を問題にして民政党を攻撃したのと同じではないか。無私であるべき天皇陛下のお言葉を振りかざし、それを一部の政党や政治家が錦の御旗にすることだけは避けなくてはならない▼天皇陛下の人権についても細野は安倍首相に喰いさがった。同じ人間であるから希望をかなえてやりたいというように聞こえたが、国民の総意にもとづく象徴天皇を理解していないから、そんなことを口にするのだろう。かつてそれを主張したのは天皇制廃止をスローガンに掲げていた共産主義者であった。それと同じことを細野は主張したのである。中野重治の『五勺の酒』を読んだことがないのだろうか。中野は「僕は天皇個人に同情を持っているのだ」と述べながら、家庭や個人の自由がないことなどを指摘し「ほんとうに気の毒だ」と同情する素振りをしたのだった▼反天皇を叫ぶ者たちのそれが常套手段である。細野の思考方法は中野のような共産主義者と大差がない。本当の忠臣であるならば、日本の国体である皇室を守り抜く決意こそが大事なのである。自分たちの党勢を拡大するために、細野や民進党はシロアリになって、皇室を食い荒らそうとしている。まさしく今は「天皇危うし」なのである。

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トランプの暴走を止めなければ世界は危機に瀕する!

2017年01月26日 | アメリカ

やっぱりトランプは世界の不安定要因であった。不動産王が大統領に就任すれば、どこかピントがずれてくるのである。誰が猫の首に鈴を付けるかだが、古希を過ぎた人間が生まれ変われるわけはなく、安倍首相に期待してもなかなか難しいのではないだろうか▼夏目漱石の『草枕』の一文を思い出してしまった。「緑はうつくしかろ、孝もうつくしかろう、忠君愛国も結構だらう。然し自身が其局に當れば利害の旋風に捲き込まれて、うつくしき事にも、結構な事にも、目は眩んで仕舞ふ。従つてどこに詩があるか自身には解しかねる」と書いていたからだ。当事者であることから抜け出し「三者の地位」に立つことの必要性を説いたのである。「自分の利害は棚に上げて居る」のでなければ、詩人にはなれないというのだ▼トランプは商売人であることを断念して、公の立場に自らを置くべきだろう。「三者の地位」の意味を理解できないようでは、超大国アメリカの指導者として失格である。政治が個人的な「利害の旋風」に巻き込まれるようでは最悪である。商売人であれば情報の大切さを知っているはずだ。それを利用して金儲けはいくらでもできる。トランプのことを全面的に否定するつもりはないが、アメリカファーストというよりも、自己中心主義のように思えてならない。そこからトランプ自身が脱却しなければ、世界の危機はより深刻なものになるだろう。

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