草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

自由貿易の中止を告げるトランプの登場は日本存立の危機だ!

2017年01月19日 | 思想家

今の世界の不安定要因は、中共やロシアであり、ISなどの過激派や北朝鮮である。そこに、トランプのアメリカ大統領就任が加わるわけだから、世界はまさしくカオスの状態なのである。そこを日本が乗り切っていくのは、並大抵のことではない。日本国民が一致して、国家として身構えなければ、その先に待っているのは滅亡なのである▼とくにアメリカとの付き合い方ついては、日本人はよくよく考えるべきだろう。同盟国として遇するにしても、できるだけ対等な関係を構築すべきだろう。一方的にアメリカの言いなりになるようでは、日本の未来は暗澹たるものになるだろう▼小室直樹は日本がこれから直面するであろう危機を、あらかじめ予言していた。小室は『アメリカの逆襲』において「現在日本の経済は強大であり、たしかに多くの分野で世界一ではあるが、要するにそれだけのことで、アメリカが本気になって押さえこもうとすれば、ひとたまりもないのだ」と書いていた。日本が恩恵を受けている自由貿易体制に終わりがあることを、1989年の時点ですでに示唆していたのである▼「自由貿易がこんなにも長くつづくということは、歴史的にみると、例外中の例外だ。日本の成長を支えたのは、例外中の例外、偶然のなかの偶然、奇跡のなかの奇跡、長くつづいた自由貿易なのである」とも小室は指摘していた。トランプはそれを突き崩そうとしている。日本人が震撼して当然なのである。トランプの登場は日本の存立を脅かしかねないのである。

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