草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

只見川などの水力発電の再活用で原発依存からの脱却を!

2011年10月28日 | 科学技術

 脱原発を実現するためにも、すぐに手を付けるべきは、水力発電の再活用ではないかと思う。西澤潤一は「横並べやめ、独創を尊べ」のなかで「現在、水力発電というのは無視されているが、水の力というものは、神様がつくってくれているものだ」と書いている。西澤の研究室には最高の直流変圧器があり、それを実用化すれば、ほとんどのエネルギーをまかなうことができるのだという。これまでの水力発電は交流送電であった。このために大量の電力を運ぶことはできるのは、せいぜい30キロ程度であった。それが直流であれば、1万キロ、2万キロも送電が可能となる。しかも、西澤が開発した半導体を使えば、電力の直流から交流への変換が、ほとんど損失ゼロでできることがわかってきた。只見川の電源開発によって、戦後の日本の経済成長が達成されたといわれる。現在でも檜枝岐村に位置する奥只見発電所、只見町の田子倉発電所は日本でベストワン、ベストツーの水力発電所である。そうした観点からすれば、去る7月の大洪水で打撃を受けた只見川流域の復興に、国は全力を傾けるべきだろう。そして、会津を始めとする福島県の再生のためにも、もう一度只見川がもたらす恩恵を再確認すべきだろう。「水力を中心に据えた展開を、これからの日本はしていかなければならないというのが私の結論だ」と西澤が述べているのに、私も諸手を挙げて賛成である。

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