♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■遠回りの祝福と守り / 岩井基雄

2021年08月24日 | Weblog

2021/3/9放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 
 火曜日と水曜日は旧約聖書のモーセの生涯から学びましょう。人生の旅を歩むとき、遠回りすることがありますねえ。自ら選びとることもありますが、遠回りを余儀なくされることも少なくありません。しかし人生の遠回りの中で私たちは意外な発見や恵みを経験することがあります。

 神の民イスラエルはエジプトにおいて奴隷状態でしたが、神はモーセというリーダーを立て、神の民をそこから救い出しました。しかし成人男性だけで60万人、全体では200万人を超えていたであろう民を導くことは簡単ではありませんでした。神の民は荒野の旅を経験したこともなく、他の民族との争いも未経験だったのです。その民弱さも愚かさも全てをご存知の神様は、彼らをあわれみ、様々な戦いや葛藤を避ける道を導かれたのです。
 聖書はこう語ります。
 
 神は彼らを、近道であっても、ペリシテ人の地への道には導かれなかった。神はこう考えられた。「民が戦いを見て心変わりし、エジプトに引き返すといけない。」
 それで神はこの民を、葦の海に向かう荒野の道に回らせた。

        旧約聖書 出エジプト記 13章17節、18節

 神は私たちが耐えることができない試練に遭わせることはなさいません。むしろ耐えることができるように脱出の道を備えてくださるお方です。神の民は神の憐れみの道、脱出の道を歩んでいったのです。神様は私たちの弱さも愚かさもご存知で、私たちにとって一番良い道を歩ませ、導いて下さいます。

 私たちは自分の人生の旅路を神様に委ね、信頼して歩むことができるのです。また神様は、荒野を歩む神の民とともに進んでくださいました。こう記されています。

 【主】は、昼は、途上の彼らを導くため雲の柱の中に、また夜は、彼らを照らすため火の柱の中にいて、彼らの前を進まれた。彼らが昼も夜も進んで行くためであった。
        出エジプト記 13章21節

 苦難や遠回りの道を歩むときも神様は神の民そして私たちと共にいて一緒に旅を歩んでくださいます。どんな試練の中でもあなたを見捨てない神の御手に信頼して歩むことができるのです。あなたも神様に愛され、その愛の中に招かれているのです。

   (PBA制作「世の光」 2021.3.9放送でのお話より ) 


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