♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書-55 / 大嶋重徳

2021年08月31日 | Weblog

2021.3.16放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。

 イエス様がバプテスマ(洗礼)を受けられた時のことがルカ福音書3章には記されています。教会の喜びの一つには洗礼式があります。

 私は16歳になった10月の28日、京都の福知山に流れる一級河川の由良川で洗礼を受けました。足を入れたその瞬間からその冷たさに止めようかなと思うぐらい冷え切った川の温度でしたが、川の中で凍えるように立っておられる牧師を見て、早く行かなきゃと思ったのを覚えています。その後牧師と二人でお風呂に入れてもらったことも良い思い出です。さらに父親に洗礼を授けたのも同じく由良川でした。我が家が大きな喜びに包まれた瞬間でした。

 よく、「洗礼を受けないといけないのですか? 神様を信じていればそれで良いのではないですか? 」と聞かれます。確かに洗礼を受けることが救いの根拠ではありません。しかし洗礼を受けることは、イエス様を信じてイエス様に従う第一歩なのです。

 イエス様自ら洗礼を受けられました。神が本当に人となられたことを表すものでしたし、また悔い改めた共同体の一員となることの表明でもありました。そして何より十字架にかかり復活なさったイエス様は弟子たちに、
 「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。」(マタイ福音書28章19節、20節)
 とイエス様を信じた者たちには、バプテスマを授けなさい、と言われたのです。

 この教えを守った使徒たちはこう説教しました。
 「罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けるでしょう。」(使徒の働き 2章38節)
 そしてこのことばを受け入れた者たちがその日三千人バステスマを受けたのです。

 洗礼はイエス様が、信じた者は受けなさい、信じた者には授けなさい、とおっしゃった命令なのです。

 あなたがクリスチャンになり神様を信じたその時の従順の第一歩は、洗礼を受けるということから始まります。もちろんラジオをお聴きの皆さんには、ご家族の反対にあって洗礼をまだ受けられないという人もいるかもしれません。それはその人が救われていないということではありません。しかしいつまでも受けなくてよいということではないのです。いつの日かあなたが喜びの洗礼式を受ける日が来ることを心からお祈りしています。

     ( PBA制作「世の光」2021.3.16放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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