♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書-54 / 大嶋重徳

2021年08月30日 | Weblog

2021.3.15放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。

 ルカ福音書3章では、イエス様がバプテスマを受けられた時のことが記されています。その時、天が開け、聖霊が鳩のような形をしてイエス様の上に降られました。そして天から声が聞こえてきました。「あなたはわたしの愛する子。わたしはあなたを喜ぶ。」(ルカ福音書 3章22節) 神様はご自分の独り子であるイエス様に「あなたはわたしの愛する子。わたしはあなたを喜ぶ。」と、大勢の人が集まっている中で「わたしはあなたを喜んでいる。」とイエス様のことを言われたのです。

 教会で子育て中のお母さんたちを中心に、先輩お母さんと子育てについて聖書から学び分かち合うという時間を持っています。そこで以前私は「自慢のわが子」というテーマでお話をしました。

 私たち親は「お子さんは本当にいい子ですねえ」と言われると、「いやいやいや、家ではもう大変で・・・」、「そんなことないですよ」と言いがちです。しかし海外から来られたあるご家族に「いい子ですねえ」と言うと、「私の誇りなんですよ」と言われたことが印象に残っています。「この子は私の自慢の我が子なんです」と。それを聞いていいなと思いました。そして一緒にいるその子も、まあねという顔をしている。あーこうやって自分に自信を持っていくのだなぁと思ったのです。

 イエス様を信じてイエス様と共に歩む私たちは神の家族とされた。そして今日も神様は「あなたは私の愛する子」と言ってくださるのです。

 神を信じ救われるとは、神の子とされることです。神様から離れて生きてきたのに神様の元に戻ってくるとき、どれだけ罪に汚れていたとしても駆け寄ってきて、抱きしめてくださるのです。そして「あなたは自慢のわが子なんだよ。わたしはあなたを誇りに思っている」と神様は私たちの存在を多くの人の前で喜んでくださるのです。

 そこで私たちは失っていた自信を取り戻すことができるのです。人からどれだけ失望されていたとしても、神様は私の存在を、あなたの存在を喜んでくださる。この神の子とされた事実がある限り、私たちはもう人の目を恐れることはありません。家族のために朝食を作る、仕事をする、静かなこの朝を胸を張って生きることができるのです。

    ( PBA制作「世の光」2021.3.15放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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