2021/3/1放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
聖書には個性豊かな人々が大勢出てきます。今日はバプテスマのヨハネという人を見てみましょう。
ヨハネが生まれたのはイエスが誕生する少し前です。最後の預言者とも言われる彼の活動の場は荒野でした。「悔い改めなさい❢ 天の御国が近づいたから。」と言って、人々の心をこれからやってくる救い主へと向ける準備をしていました。
ヨハネが語った悔い改め、それは自分を責めて号泣するようなことではありません。悔い改めとは自分の罪に気付き、生き方を神中心に方向転換するということです。
マルコの福音書1章には、ユダヤ地方の全域とエルサレムの住民は皆ヨハネのもとにやってきて自分の罪を告白し、ヨルダン川で彼からバプテスマすなわち洗礼を受けていた、、と書かれています。
二千年が経った今もヨルダン川では人々が洗礼を受けています。そして世界中の教会でイエスを救い主と信じた方が洗礼を受けています。
私たちの教会では昨年は春と夏の2回、洗礼式を行いました。1回は、全身をザブンと水に浸す浸礼という方法、もう1回は、頭に水滴をふりかける滴礼という方法でした。ヨハネがしていたのは前者の浸礼、ザブーンの方ですね。
ある日のこと、彼のもとに、ついにイエスがやってきました。そしてヨハネからバプテスマを受けられました。もちろん罪のないイエスには悔い改める必要は全くありません。でも罪に悩む人々と共に生き、人々を罪の世界から救い出すために、イエスはあえてバプテスマを受けられたのです。
後にヨハネは権力者の罪を鋭く批判して捕らえられ、命を落としました。しかし彼が道備えをしたイエス・キリストの福音は、ガリラヤ地方から始まって世界中に広がり、今私たちにも届けられています。
ヨハネはイエスを指差して言いました。「見よ。世の罪を取り除く神の子羊。」 そうです、「見よ」です。このお方を見るなら、神の光があなたの人生にも差し込んでくるのです。
( PBA制作「世の光」2021.3.1放送でのお話しより )
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