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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■怒りを治める / 関根弘興

2016年08月29日 | Weblog
2016/8/29放送


  世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今日も聖書のことばを紹介しましょう。エペソ人への手紙4章26節から27節のことばです。
 「怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。悪魔に機会を与えないようにしなさい。

 人の怒りが適切に治められていかないと、結局悪魔の手下に悪魔に、機会を与えてしまうんだ、と聖書は警告しているんですね。

 旧約聖書の創世記4章という所に、カインとアベルという兄弟のことが書かれています。

 ある時、この二人は神様への捧げ物をもってきました。しかし兄のカインが捧げたものは神様への感謝のない心のこもっていないものを支えたんです。一方の弟アベルは、心からの感謝をもって神様に最上のものを捧げたんですねえ。当然ながら神様は、アベルの捧げ物をご覧になり、大変喜ばれたんですが、カインの捧げ物には目を留めませんでした。

するとその事で、カインは怒り出したんです。冷静に考えれば当たり前の話なんですが、カインの怒りは収まりませんでした。

 すると神様はカインにこう言われたんです。
 「なぜ、あなたは憤っているのか。なぜ、顔を伏せているのか。あなたが正しく行なったのであれば、受け入れられる。ただし、あなたが正しく行なっていないのなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきである。」(創世記 4章6、7節)

 このように神様はカインに言われたんです。つまりカインよ、あなたのその怒りをずっとそのまま放っておくと罪が戸口で待ち伏せしているから取り返しのつかないことへと繋がってしまうぞ。だから今の内にその怒りをちゃんと治めなさいね、と警告したんですね。

 しかしカインはその警告を無視して、結局弟アベルを呼び出して、何と殺害してしまうという大事件を起こしてしまうんです。

 繰り返しますが、怒ることは誰にでもあります。しかしヤコブの手紙1章19節と20節にあるように、
 「愛する兄弟たち。・・・聞くには早く、語るにはおそく、怒るにはおそいようにしなさい。人の怒りは、神の義を実現するものではありません。

 神の義を実現するのは決して怒りではありません。聞くには早く語りるには遅くとあるように、愛の心を神様からいただいて歩んでことなんですね。そんな関係づくりを身の周りから始めていきましょう。

  (PBA制作「世の光」2016.8.29放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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