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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■本当に必要なたった一つのもの -3 / 大嶋重徳

2016年08月16日 | Weblog
2016/8/16放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
新約聖書ルカ福音書には、「どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。」(ルカ 10章42節)とイエス様が言われた聖書のことばが出てきます。どうしても必要なものは一つ。これは五つくらい重要なことがあってその内の一つという意味ではありません。この一つというはこの一つがなかったなら全部だめになってしまう、そういう一つのことです。ちょうど扇の扇子のこの要の部分がとまっていなければ扇子はバラバラになってしまいます。1本1本でたとえ扇いでみたとしても涼しい風を起こすことはできません。しかしこの要の1点さえきちんとしていたら、もし扇子の羽が何本かが折れていたとしても風は起きるんです。扇としての用は足りるんですね。

 私の学生時代に友人がピカピカのクラウンという高級車に乗っていました。しかし良くエンジンがかからなくなるんですねえ。聞くと、一度洪水で水に浸かったエンジンだそうです。エンジンがだめだったら車ってのはだめなんですね。外見が幾らピカピカであったとしても、このエンジンがだめだとすべてだめ。しかし私が乗ってたもうぼろぼろの車、天井にも穴が開いてましたけれども、ドアが開かなかったりもしたんですが、エンジンがが動けば車はちゃんと動くんですね。要はこの一つがきちっとしていれば生きていくことができる一つのこと。イエス様がここで言っておられるのはそういう一つのことなのです。これさえあれば動く、この一つだけあれば生きていける、そういう一つなんですね。

 では、その一つのものとは一体何かと言うと、イエスのことばに聞き入ることだと言うのです。イエス様は、人間からこれを取ってしまったならばすべてが分解してしまう、バラバラになってしまうのだ、とおっしゃったのです。聖書の中の詩人たちは言いました。「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」(詩篇 119章105節) 聖書のことばが私の足の灯で私の道の光なのだと。この光に照らされるとは、私たちはどこを歩きどのように歩かなければいけないのか、ここには深い穴があるよ、ここには水たまりがあるから避けていきなさい。そういう事が聖書のことばを読んでいくと分かっていく訳です。聖書のことばに聞き入るという時間。それこそバラバラになってしまいそうな私たちの人生を一つにしていってくれるたった一つのものなのです。

  ( PBA制作「世の光」2016.8.16放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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