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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■愛を持って語ろう / 関根弘興

2016年08月15日 | Weblog
2016/8/15放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 今日も新約聖書エペソ人への手紙4章25節のことばを紹介しましょう。
 「ですから、あなたがたは偽りを捨て、おのおの隣人に対して真実を語りなさい。

  聖書は、偽りを捨て真実を語れ、と教えています。そして真実を語るという事はどのように、いつ語るのかという配慮が必要だ、ということを前回お話ししましたね。そして今日はこのことばにもう一言付け加えたいと思います。それはエペソ人への手紙4章15節にあることばで、「愛をもって真理を語り」と書かれているんですねえ。愛をもって語るってことが大切なんだということです。

 旧約聖書の中にヨブという人が出てきます。ヨブは神を恐れる正しい人でしたが、家族や財産を一瞬にして失ってしまいました。そして自分も大変な病気になるという悲惨な状況に陥ってしまいました。そんなヨブのもとに友達が見舞いにやって来るんですね。そしていろんなこと言うんです。「ヨブよ、あなたが何か悪いことしたからこんな事が起こったのではないか? 神様は正しい者をこのようにされるはずが無い。」 このように語り出したんです。つまり因果応報の理屈でヨブを責め立てたんですね。彼らは自分が真実を語っていると思っていたのですが、そのことばはヨブにとって何の慰めにも励ましにもなりませんでした。かえってヨブを苦しめるだけだったんですねえ。

 さて神様はどのようにお語りになったのでしょう。ヨブ記42章7節という所を読むと、神様はこの友人たちを厳しく叱責しておられるんです。
 このように書かれています。
 「わたしの怒りはあなたがたに向かって燃える。それは、あなたがたがわたしについて真実を語らなかったからだ。」(ヨブ記 42章7節参照)

 こう書いてあるんです。この友人はヨブに神様の真実を語らなかったというんですねえ。いつの時代でも大変な自然災害が起こったり急にひどい病気にかかったりするとすぐに、これは悪いことした結果じゃないか、神の裁きだ!と言いだす人がいます。愛のかけらすらないことばに翻弄されないでください。第一コリント13章に書かれているように、「愛がなければ何の役にも立たない」のです。神様は愛なる方です。愛なしに真理を語ることはできません。だからキリストの愛を覚えつつ真実を語り合っていくそんな仲間となっていきましょう
 
  (PBA制作「世の光」2016.8.15放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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