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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の憐れみによる再会 / 岩井基雄

2016年08月12日 | Weblog
2016/8/12放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。月の第二週の金曜日は旧約聖書に登場するヤコブの人生について学んでいます。

 彼は神様によって内側から変えられた人でした。私たちの悩みの多くは人間関係ですよね。複雑に絡みあい、こじれた人間関係の修復は容易ではありません。それが家族間の問題であればなおさら解決は簡単ではありませんね。ヤコブは双子の兄エサウとの葛藤を抱えていました。正反対の個性は多くの確執を生み、それは遂に殺意にまで発展したのです。それはヤコブが兄の長男の権利を奪い、母と共謀して父を欺き、兄が受けるべき神の祝福を奪い取ったからでした。しかし20年間の逃亡の時を経て、ヤコブはついに兄と関係を回復する時が来たのです。そのために神様は彼を整えられました。莫大な贈り物などの知恵を尽くして兄との和解を計画したヤコブでしたが、神が導かれた方法はヤコブの高慢を砕き、その心を謙遜へと整え備えることでした。砕かれた心と引きずる足をもって兄エサウと再会したヤコブは兄と抱き合うことができたのです。

 その時のことを聖書は次のように語っています。
 「ヤコブ自身は、彼らの先に立って進んだ。彼は、兄に近づくまで、七回も地に伏しておじぎをした。エサウは彼を迎えに走って来て、彼をいだき、首に抱きついて口づけし、ふたりは泣いた。」 旧約聖書 創世記33章3節、4節

 神様の取り扱いを受けたヤコブは、自分の思いを越えた恵みと再会をエサウと果たすことができました。彼は自分の知恵の力ではなく、神様に砕かれて初めて兄と和解することができたのです。人との和解の前に、まず神様との和解が必要です。自らの傲慢さや罪を認めてそれを告白し、へりくださり、砕かれた心で神様の前に立つことによって、人との和解も成り立っていくのです。神様はあなたの人生に鍵を落とす様々な人間関係に光をあて、あなたを取り扱い、あなたを神様の前にへりくだらせて和解と赦しへと導いてくださいます。それは神ご自身が赦しと恵みと憐み神だからです。あなたもこの神様の愛を受け取って歩んで行きませんか?

  (PBA制作「世の光」2016.8.12放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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