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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■本当に必要なたった一つのもの -2 / 大嶋重徳

2016年08月09日 | Weblog
2016/8/9放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。

 新約聖書のルカの福音書にはイエス・キリストが旅の途中に必ず立ち寄られた家族が出てきます。ここにはマルタとマリヤという姉妹が住んでいました。マルタは大好きなイエス様が家に来てくださったことがうれしくて、この日一所懸命おもてなしをしていました。しかし妹のマリヤは平気な顔でじっとイエス様の足元に座っている。その妹を見たマルタは、いろいろのことに気が落ち着かず、という状態に陥ります。「気が落ち着かず」というのは、心が複数になる、心がバラバラになる、と言う意味があります。マルタはイエス様をもてなしたいと言う優しい一つの心で始まったにもかかわらず、妹マリヤに対する怒りの心が生まれ、一つの心が二つにてなってしまいました。更に、バラバラになった心の中にもう一つの心が生まれました。それは自分のこの気持ちを探してくれるはずのイエス様が何にも言わないことでした。(・・・・イエス様だって見えているでしょう、私がこんなに一人で働いているのを。「マリヤ。マルタが忙しそうだから少しは手伝ったら?」とイエス様も少しは空気を読んだらどうですか。・・・・) マルタの過ちは、イエス様を大喜びで迎えたにもかかわらず、最後はのんきに妹を足元に従えて話し続けているイエス様のやり方までもが腹が立ち、イエス様のやり方を非難し、指図すると言うような心の乱れ方になってしまったのです。

 私たちもまた日々、一所懸命働き、あるいは勉強しているわけです。会社のため、家族のため、夫のために尽くし、子どものために、とあれこれ頑張る。教会でも奉仕をしている。それ自身は何も悪いわけではありません。しかし問題は一所懸命になればなるほど、(・・・神様あなたは見えているんですか? 私はもっと報われてもいいんじゃないですか。こんなに頑張っている私のことをなんでもっと誉めてくれないんですか。・・・) 目に入って来る人と比べて自分は報われていないと思い込み、そして神様への非難する心が生まれて来るのです。

 しかし聖書をじぃっと読むと、私たちのバラバラな心を聖書のことばは一つにしていってくれます。私たちはこの朝も、聖書のことばをじぃっと聞いていきたいと思います。バラバラになってしまった心を聖書のことばこそ一つにしていってくださる。そこから私たちは一日を始めていきたいと思います。

  ( PBA制作「世の光」2016.8.9放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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