♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■愛の契約を結ぶ/福井 誠

2016年01月28日 | Weblog
2016/1/28放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「愛の契約を結ぶ」です。
 それではイザヤ書55章 3節から読んでみましょう。
 「耳を傾け、わたしのところに出て来い。聞け。そうすれば、あなたがたは生きる。わたしはあなたがたととこしえの契約、ダビデへの変わらない愛の契約を結ぶ。
 「ダビデへの変わらない愛の契約」・・・このことばは旧約聖書を理解する上での重要な鍵となることばですね。ダビデは紀元前1000年頃のイスラエルの王様です。神様に忠実に生きて神様を第一として栄えた王様ですね。そのダビデと神様は契約を結ばれました。それはダビデの王国を祝福し、その王国を永遠に守られる、というものです。

 果たしてイスラエルの国はその後、ダビデの子ソロモンが継いで最盛期を迎えます。しかしソロモン以降、イスラエルは北と南の二つの王国に分かれ、南はダビデの子孫が王国を継承して行きました。ぜひお時間を取って旧約聖書のサムエル記、列王記、また歴代誌と言ったイスラエル王国の歴史の記録を読んでいただきたいと思います。それは単なる退屈な歴史ではなく、まるでドラマのように書かれている部分もあり、なかなか面白いものですね。

 ともあれ、その歴史を読んでいきますと驚くことは、ダビデの子孫は王位を巡る争いや戦争でたくさんの王子が殺されその存続を危ぶまれた時代が幾度もありました。また神様の御心に背く悪い王様が出てきた時も、神様はこのダビデとの契約のゆえにその王様に対するさばきをためらったことが書かれています。その悪い王様はやがて自ら滅びて行き、新しいダビデの子孫が立てられていきます。しかし神様はどこまでもご自分が建てた契約に忠実であろうとしていることが聖書に証明するように記録されていることはとても重要なことですね。

 神様は私たち一人ひとりに対しても、ダビデへの変わらない愛の契約を結ぶと語りかけています。ダデデを愛し守り安息を与えられた神は、そのダビデへの変わらない愛の契約を私たちにも結んでくださると言うのです。つまり私たちとも結ばれた約束は最後まで忠実に守られるというのですね。

 そのような神様が私たちのそばにおられます。ぜひその神様に心を開いて神様のことばに耳を傾けて歩んでいきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2016.1.28放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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