♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■モーセのしゅうとエテロ (その1) / 板倉邦雄

2016年01月06日 | Weblog
2016/1/6放送


世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「モーセのしゅうとエテロ その1」ということでお話ししましょう。

モーセの義理の父はミデヤン地方の祭司エテロでしたねえ。エテロは故郷(ふるさと)において神がモーセとイスラエル国民になさったすべてのことを聞きました。すなわち主という名の神がイスラエルの人々を奴隷の地エジプトから導き出されたことを聞いたのです。そこでモーセのしゅうとエテロは、先に送り返されていましたモーセの妻チッポラと二人の孫ゲルショムとエリエゼルを連れて故郷(ふるさと)を旅立ちました。

 そしてモーセのしゅうとエテロはモーセの妻子を伴って荒野に行き、神の山シナイ山に宿営しているモーセの所にやってきたのです。

 それにしても実の娘と二人の孫を連れてミデヤンの地から何と200キロメートル以上離れたシナイ半島のシナイ山のふもとまで旅をしてきたしゅうとエテロさんの気持ち、私は少し分ります。私も五人の孫を与えられ、孫や義理の娘のために何でもしてやろうという思いがあるからです。孫は私たちの人生の最後に於いて天の神様からの喜びですよ、ということばが老エテロの口から聞こえて来るようです。

 さて、その時ある人がモーセに伝えました。「ご覧なさい。あなたのしゅうとエテロさんはあなたの妻と二人の子を連れてあなたの所に来られます。そこでモーセはしゅうとを出迎えて身をかがめ、彼に口づけして互いに安否を問い、共に天幕に入りました。

 そしてモーセは、主なる神様がイスラエルのためにパロ王様とエジプト人とになされたすべてのこと、旅の途中で出会ったすべての苦しみ、また主なる神様が自分たちを救われたことをしゅうとに語り聞かせました。エテロは主なる神様がイスラエルをエジプト人の手から救い出して、様々な恵みを賜ったことを心から喜んだのでした。

 ところでモーセのしゅうとエテロの立派さが浮き彫りになってきましたねえ。一つは、苦労したモーセの物語を聞いてあげたことです。人は話を聞いてもらうだけでも90%は問題が解決するということです。もう一つは、主なる神様にすべての栄光と喜びを表したということではないでしょうか。

 聖書のことばです。
 「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。
  詩篇103篇2節

 (PBA制作「世の光」2016.1.6放送でのお話より )

***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする