♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の祈り - 45 / 大嶋重徳

2016年01月12日 | Weblog
2016/1/12放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
聖書にはイエス・キリストが私たちに教えてくださった主の祈りという祈りがあります。主の祈りは「我らを試みにあわせず悪より救い出したまえ」と祈ります。
 
 私たちには祈りやすいことと祈りにくいことがあるのだと思います。沖縄での新婚旅行を私が間近に控えた時、早く旅行に生きたくてたまらなくなりました。もちろん新婚旅行が楽しみだったこともありますが、しかし沖縄に着くと、あれほど行きたかったのは何だったんだろうか、と思うほどの思いいになりました。旅行中、何故かなあと一人になって考え、気が付いたことは、自分はあの複雑な仕事から逃げ出したかったのだということです。私はその仕事のためにいろんな人間的な交渉をしましたし、考えられる手を打ってきました。そしてそのどれもがうまくいかず疲れ切っていたのです。しかしこの問題を解決するのに必要なことは、自分がいかに立ち回れるかと言うことではなく、この問題に「神様助けてください」とお祈りをすることだったのです。

 私は自分の説教準備のためにはいつも祈ります。また説教する前にも必死になって祈ります。教会の信徒の方のためにも祈ります。しかし、自分の抱えている仕事については神様の介入があると本気で信じていなかったのです。しかし主の祈りは私たちに起こってくる日常のありとあらゆる難しい課題、周囲の人間関係の悪の問題についてもすべてお祈りをしなさい、「わたしに祈り求めなさい」と語りかけるのです。

 主の祈りのシリーズのメッセージをしながら、幾つものおはがき・お便りをいただきました。明石市の福田さんはこんなお手紙をくださいました。
 「主の祈りの中で今日の糧を得る祈りをキリスト様がして良いと言われたのが安心しました。高尚な祈りはなかなか難しいですが、日常の祈りはすらすらとできます。毎日拝聴しております。ありがとうございます。」

 福田さんのように、高尚な祈りをしようと頑張るのではなくいつもの自分の生活の中にある日常の助けを求める祈りが私達には必要なのだと思います。祈りにくい場所を持つことなく私たち日常のすべての場所において神様に助けを求められる強さを私たちは持っていきたいと思います。

  ( PBA制作「世の光」2016.1.12放送でのお話しより )

******


さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


******
このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする