♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■人の族長のささげ物/羽鳥頼和

2016年01月16日 | Weblog
2016/1/16放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 エジプトを脱出したイスラエルの民は神に命じられた通りに、神を礼拝する幕家を完成しました。完成したのはエジプトを脱出して2年目の1月1日でした。旧約聖書の民数記7章には、幕家とその中の聖なる器具、祭壇などの聖なる備品を聖別して神に捧げる奉献式のことが記されています。

 その時12人の族長が捧げものをしました。聖書にはその事が丁寧に記されています。ここで一人の族長が捧げたものを挙げてみましょう。

 まず、銀の皿二つ(※銀の皿と銀の鉢)と穀物の捧げ物。皿は1.5kg と800グラムのもの。穀物の捧げ物は小麦粉とそれに少しの油を混ぜたもの。これらを二つの皿一杯に入れました。次に、110グラムほどの金の柄杓とそれに一杯の香料。それから全焼のいけにえとして若い雄牛一頭、子羊一頭、一歳の雄の子羊一頭。そして罪のためのいけにえとして雄山羊一頭。さらに、和解のいけにえとして雄牛二頭、雄羊五頭、雄山羊五頭、一歳の雄の子羊五頭。12人が全く同じものを毎日12日間かけて捧げました。

 民数記7章ではその様子を12名の族長ごとに捧げたことが繰り返し同じように語られています。つまり捧げられた日にちと族長の名前が違う他は全く同じ文章が12回繰り返されているのです。聖書はこのように丁寧に語ることによって族長たち一人ひとりが信仰を持って厳粛な思いで捧げたことを教えています。

 このことからイスラエルの人々が気付いたことがあります。それは二年前は奴隷であったイスラエルがエジプト脱出する時、既に非常に多くの家畜が一緒であったということです。神に捧げるものも、あらかじめ神によって与えられていたのです。

 神は今も多くの恵みを私たちにも与えてくださっています。ですから私たちもイスラエルのように捧げ物をしたいと思います。最もよい捧げ物は神への礼拝です。

 明日は日曜日です。神を礼拝するために、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2016.1.16放送でのお話より )
 
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