♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたは恥をみない/福井 誠

2016年01月21日 | Weblog
2016/1/21放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたは恥を見ない」です。
 それではイザヤ書53章 5節から読んでみましょう。
 「恐れるな。あなたは恥を見ない。
  恥じるな。あなたははずかしめを受けないから。


 イザヤがこのように語りかけたのはバビロン捕囚からの解放を願うイスラエル人を想い描いていることと言われています。イザヤはイスラエルが神に心を向けず自ら滅びに向かっていく様子を見て、イスラエルの民が確かに神の裁きを受けて戦争に敗れ、バビロンに捕虜として連れて行かれる時代が来るであろう、とあらかじめ預言しました。

 しかしそうなった暁には、これは神の裁きであると落胆してはいけない。そこで悔い改めて神の救いを待ち望むように、また神がイスラエルの国を再建してくださることを期待するように、と促すのです。創造主である神の愛は永遠に変わらないからだ、と言うわけですねえ。

 大切なのはこれは単なる歴史の一時期の人々に希望を与えるメッセージとなったのみならず、どの時代の人々にも語りかけているものだと言うことです。つまり永遠に生きておられる神様は、いつの時代であっても、これは神の裁きだと打ちひしがれた人々に、まだまだ望みはある、と語りかけておられるのです。

 どうでしょう。人生に敗れた思いになっている人は居ませんか? 自分の人生には何の実りもない。闇の中に捨てられた者のようだ、と。まさに神の裁きを受けたのだなあ、と肩の力を落としている人は居ませんか?

 神様はそういう人々に語りかけてくださっています。
 「恐れるな。あなたは恥を見ない。恥じるな。あなたは恥ずかしめを受けない。」と。「まだやり直しはできる。」と。

 イザヤの預言はやがて成就し、バビロン捕囚という悲しい出来事をイスラエル人は通り抜けますが、その中で打ちひしがれながらも聖書のことばを信頼して、「恐れてはならない。恥じてはならない。」と、闇の時代を生き延びて確かにエルサレムが再興される祝福を味わった人々がいました。

 神のことばは真実です。どんなに自分の人生が暗闇に滑り落ちた、これは神の裁きだ、と思わされることがあっても、「恐れてはならない、恥じてはならない。」と再起を約束される神様を信じて、忍耐をもって歩み続けていきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2016.1.21放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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