♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■私たちはいやされた / 福井 誠

2016年01月14日 | Weblog
2016/1/14放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「私たちはいやされた」です。
 それではイザヤ書53章 5節から読んでみましょう。
 「しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。

前回もお話しましたが、先の52章からこの53章にかけてイザヤのメッセージの前提にはバビロン帝国によってイスラエルが滅ぼされる歴史的出来事があります。しかしこれは預言的なメッセージですから。イザヤのことばを直接聞いた当時の人々は、まだバビロン帝国によるエルサレム崩壊を体験していませんでした。誰もまともに自分たちの国が滅びるなどというメッセージを受けとめることのできる人は居なかったのです。確かに神はイスラエルを救ってくださった。エルサレムを再興してくださったと認め、歴史に働く神を認め、喜びを覚える事ができたのは後の時代のイスラエルの民であったのです。

 今の日本に住む私たちにとっては、そういう歴史的出来事があったのか、と読み過ごしてしまいそうなものですねえ。そしてこれは預言的なことばと言うよりも後の時代に創作された部分もあるのではないかと考える人も多いでしょう。

 しかしこれを預言として捉えて、神のみわざと理解する人には素晴らしい神の祝福のメッセージになります。というのも、ここには私たちに関わるもう一つ重要なメッセージが重ねられているからです。いつも、聖書の預言は二重預言で、当時の預言と同時に今の私たちに対する預言もある、と話している通りですが、ここには苦難のしもべ、つまりイエス・キリストの十字架も預言されています。このしもべは私たち一人ひとりのために身代わりとなって十字架の苦しみを受けるのです。「その打ち傷によって私たちは癒された」と言います。つまり、イエスが私たちの罪の罰を一身に受けてくださったことによって、私たちは罪赦され、神との平和を得、神の祝福に与るものとされるという預言ですね。ぜひ教会へ行って、このイザヤの語る救い、私たちは既に癒されているということについて更に理解を深め、この救いを自分のものにしていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2016.1.14放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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