♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたを探す神 5 / 大嶋重徳

2013年10月29日 | Weblog
2013/10/29放送

世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。

 ルカの福音書15章には、いなくなった一匹の羊を捜すために九十九匹を野原に残して探しに行く羊飼いの話が出てきます。そしてその羊が見つかった時にこの羊飼いは、羊を見つけたら大(おお)喜びでその羊を肩に(ですの実情方に)担いで帰って来る、と聖書は記しています。

 「ああ、ここにいたのか、もう離さないぞ。」迷い疲れた羊を自分の肩に乗せて喜んでくれるこの羊飼いはイエス・キリストのことを表しています。また迷っている羊は私たち人間を表しています。イエス様は迷っている私たちが「助けて!」と言う前から探し始め、そしてその名を呼び続け、「メーッ」という声を聞いて見つけたことを心から喜ぶ方なのです。

 私の母親は私が夕方遅くまで遊んでいて帰って来ると、「あんた、どこに行ってたんや。ほんまにもう、しゃあないなあ。」とよく怒りました。ああぁー、今日も怒られるなあ、そういうふうにわかっているので怖くて家に帰るのが気が重くなっていました。

 しかしここでイエス様は、もうこんなに神様から離れていたら随分神様も怒っているだろうな、もう神様のもとに帰れるような自分じゃないな、そう幾ら私たちが思っていたとしても、イエス様は「ああ、ほんとに良かった。ここにいたのか!」、そう抱きしめてくれるのです。この羊は自分勝手に粋がって迷い出ました。人生を分かったような顔で出て行ったのです。自分で草は探せる。羊飼いに用はない。しかしそんな羊を見つけた時も羊飼いは喜ぶのです。それはあなたという存在が神様にとって他の何をもってしても埋めることができない大切な大切な存在だからです。そしてイエス様は見つけた時、大喜びで肩に抱きかかえてくださると聖書は記します。肩に担がれるというのはイエス様の耳元に私たちの口があるということです。その耳元で今日も私たちは言っていいのです。
 「イエス様。今日あんな辛いことがあったんです。こんな嬉しいことがあったんです。」 それが祈りです。このイエス様の肩の上があなたの帰って来れる居場所となるのです。さあ、このイエス様の肩に担がれて安心してお祈りすることを始めてみませんか。

 ( PBA制作「世の光」2013.10.29放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 

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