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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■悪魔のささやき / 板倉邦雄

2013年10月09日 | Weblog
2013/10/9放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「悪魔のささやき」という題でお話ししましょう。人間は悪魔ではありませんが、悪魔のささやきに身も心も委ねてしまう時がありますね。ヤコブ家の一人娘ディナの事件の続きです。創世記34章です。

 妹のディナがハモル家の息子シェケムに恥ずかしめられたことを兄のレビとシメオンは赦せませんでした。そこで結婚を申し込んできたハモル親子を騙す計画を考えました。それは恐ろしい計画でした。「妹ディナとの結婚ですか? それはできない相談ですねえ。あなたたちは割礼を受けていないからねえ。でもあなたたち一族が一人残らず割礼を受けるというなら話は別ですねえ。」と兄弟たちは答えました。父ハモルと息子シェケムは喜んで提案を受け入れ、すぐさま言われた通りにしました。

 父親ハモルは町の話し合いの席で提案をしました。「あの人達は味方だ。ここに住んでもらって自由に商売してもらおう。彼らと親族となったら大いに有利だと思う。だからそのため男はみな彼らと同じ割礼の手術を受けなければならないというんだ。息子のためにも頼む。」 全員が賛成し割礼を受けました。

 ところが割礼の手術の三日後、傷がまだ治らないで少しでも動けば痛くてたまらない時です。ディナの兄シメオンとレビは剣を振りかざして街へ攻め込みした。一人残らず殺され、ハモルもシェケムも殺されてしまいました。二人はディナをシェケムの家から取り返しテントに連れ帰りました。

 このひどいやり方に父ヤコブは呆れ、レビとシメオンを責めました。「お前たちのおかげでわしはすっかり憎まれ者になってしまった。」 

 二人の兄弟は父親に食ってかかりました。「私たちの妹を遊女のように取り扱われていいのですか。」

 父親は黙ってしまったのです。

 息子たちを悪魔のささやきに走らせたのは何でしょうか。怒りと憤りを膨らませ復讐心を募らせていったからです。

 聖書のことばです。

 「怒ることがあっても、罪を犯してはならない。憤ったままで、日が暮れるようであってはならない。また、悪魔に機会を与えてはいけない。」 エペソ人の手紙4章26節から27節

(PBA制作「世の光」2013.10.9放送でのお話より )
 
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