♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主にあって奮い立った / 福井 誠

2013年10月24日 | Weblog
2013/10/24放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「主にあって奮いたった」です。それでは第一サムエル記30章6節から読んでみましょう。

ダビデは非常に悩んだ。民がみな、自分たちの息子、娘たちのことで心を悩まし、ダビデを石で打ち殺そうと言いだしたからである。しかし、ダビデは彼の神、主によって奮い立った。

 前回は神様の憐れみによって自分の同胞の民イスラエルそしてサウル王と戦う危機から救われたお話をいたしました。ダビデはどんな思いで帰り道に着いたことでしょう。やれやれ何とか危機を脱した。しかし敵に匿われるのも限界だ。いつまで敵国ペリシテ人の地にいたらよいものかと考えたかもしれませんね。

さて先頭の隊列から外されて自分の町に戻ってみると何と町は焼き払われ無残な姿になっていました。暖かく出迎えてくれるはずの家族はみな捕虜として連れ去られていました。あまりの悲しみにダビデの部下がダビデに怒りを燃やしダビデを石打ち殺そうと言い出し始めました。ダビデにとってはまたもや思いがけない展開に気も動転するばかりであったことでしょう。サウルに追われているダビデを理解し、ダビデを助けようと行動を共にしてきた部下たちに手の平を返されるのです。絶対絶命の絶望的な状況でした。ダビデはは非常に悩んだ、とあります。しかしダビデはその苦悩の中にあって彼の神、主によって奮い立ったというのです。その苦境にあってダビデはへたり込むのではなく、神に助けを先に求めたのです。この時ダビデは詩篇25篇を歌ったとされます。そこにはこうあります。

 「私はただひとりで、悩んでいます。私の心の苦しみが大きくなりました。どうか、苦悩のうちから私を引き出してください。」(16節、17節)

わたしはただ一人で悩んでいます。私の心の苦しみが大きくなりましたドームが苦悩の口から私を引き出してください。

 素直に自分の気持ちをぶつけていますねえ。人には自分で自分を奮い立たせなくてはならないときがあります。神と共に立ち上がるダビデに皆が応じました。皆が自分の家族を取り戻そうと立ち上がり神はみんなを祝福されました。完全にへたりこみそうな時にこそ主によって奮い立つことを学びたいものですね。

(PBA制作「世の光」2013.10.24放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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