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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■人生の底から / 岩井基雄

2013年10月25日 | Weblog
2013/10/25放送

世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。先月も紹介した河野 進という牧師の詩を今日も紹介したいと思います。この河野進先生は岡山ハンセン病療養所の慰問を50年以上続けた方です。彼は岡山県倉敷市の牧師であると共に、富田保育園の園長もしておられ、1990年に天に帰られました。おにぎり一つ分の献金呼びかけた「おにぎり運動」でも有名ですが、常に小さく弱い方々と一緒に歩まれマザー・テレサさんとも活動を共にされました。河野牧師はどん底のような人生の方とも一緒に歩まれたのです。

今日紹介するのは『海底』という詩です。

 海はどのように深くても
  かならず 海底がある
 悲しみや苦しみは
   どのように深刻でも
  時間という海底がある
  ほほえみという すばらしい珊瑚礁がある
  祈りという 限りない光がある

 深い海の底のような人生のどん底を私たちは様々なことで経験することがありますねえ。それはすべてから見放され見捨てられたような経験であり、永遠にそこから浮上することができないのでは無いかと絶望的な気持ちに陥るかもしれません。しかしどん底とはそれ以上は落ちることのない場所でもあるのです。そこで体験する悲しみや苦しみがどんなに深くともどん底にこそ神様の御手による不思議な支えとと神が創造される時の流れの中にある助けがあります。そして同じ痛みを知る人の微笑みという宝や更にはそのどん底から神に祈ることができる不思議な永遠の一筋の光があるとこの詩は歌っているのですね。

 聖書の中に次のようなことばがあります。

 「とこしえにいます神はあなたのすみかであり、下には永遠の腕がある。」 旧約聖書 申命記33章27節 口語訳

 どんなに深い海底よりもなを深く神の愛はあなたに届きます。あなたが今どのようなどん底にいたとしても、そのどん底を支えているのは神様の永遠の御腕であり、それはあなたに限りない慰めと励ましを与えるのです。あなたもどんなどん底の状況でも、決して変わることのない神の愛の御手を深く感じ感謝をしながら、愛の光の中を神の恵みへと上って行きませんか。神はあなたを愛しておられるのです。


 (PBA制作「世の光」2013.10.25放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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