♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■原点に帰る / 板倉邦雄

2013年10月16日 | Weblog
2013/10/16放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「原点に帰る」という題でお話ししましょう。

 私たちはこの人生において生活の整理や生き方の原点に帰らなくてはならないときがあります。ヤコブとヤコブ一族もそのような時に来ていました。創世記の35章に入ります。

 時に神はヤコブに言われました。
 あなたは立ってベテルに上り、そこに住んで、あなたが20数年前兄エサウの顔を避けて逃れた時あなたに現れた神に祭壇を造り、礼拝しなさい。

 ベテルに上りなさい。ベテル・「神の家」はかつてヤコブが杖のの他は何も持たないで、兄エサウの怒りを怖れて逃亡し、石を枕に野宿した場所でした。ヤコブは夢を見ましたね。一つの梯子が地上に立っていて、その頂きは天に達していました。神の使いが梯子を上り下りしているのを見たのです。ヤコブは眠りから覚めてこう言いました。ここは何という恐るべきところだろう。これは神の家・ベテルである。天の門だ。ヤコブはもう一度生活の原点、自分の人生の原点に立ち帰ろうと決心しました。そして家族や一族に言いました。

 「あなたがたのある異教の神々を捨ててください。心と体を清めて生活を整えましょう。そして一緒にベテルに上ります。ベテルは私の苦難の日に私に答え私の行く道で共にいてくださった神が現れた場所です。」

 すると家族や一同は持っている異教の神々と贅沢な装飾品をヤコブに与えたのでヤコブはこれらをシェケムの木の下に埋めました。まさにヤコブ自らの宗教改革でした。身辺整理とシンプルライフの再スタートではなかったでしょうか。シェケムで買った土地を手放しました。礼拝用の祭壇も手放しました。娘のハレンチな事件、息子たちの悪行三昧は結局のところ父親ヤコブが家族の貪欲という偶像崇拝を許容し、家長としての家の監督を怠ったからではなかったでしょうか。

 聖書のことばです。

 「父たる者よ、子供をいらだたせてはいけない。心がいじけるかも知れないから。
 コロサイ人への手紙 3章21節

(PBA制作「世の光」2013.10.16放送でのお話より )
 
***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする