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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■娘の事件 / 板倉邦雄

2013年10月02日 | Weblog
2013/10/2放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「娘の事件」と題してお話ししましょう。

 息子や娘をもって親になるということは様々な問題に苦しみ悩む事を意味します。今日はヤコブの一人娘ディナの事件をお話しましょう。創世記34章に入ります。

 さてヤコブ一族は無事カナンのシェケムに到着し、町の外にテントを張り生活することになりました。そこの土地をヤコブはシェケムの父ハモルの家から金貨100枚で買い取り、そこに神様を礼拝する祭壇を築いたのです。

 ある日のことです。ヤコブの一人娘ディナはシェケムの町にいる娘達の所へ遊びに出かけました。ところが部族長ハモルの息子シェケムは一目見てディナが好きになり、無理やり自分のものとしてしまいました。恋心は募る一方でした。何とか彼女の愛を得ようと手を尽くすのです。まず父親に頼みました。「あの子と一緒になりたいんだ。結婚できるように話をまとめてくださいよ、お父さん。」
 
 さて一方父親ヤコブはシェケムが娘ディナを恥ずかしめたことを耳にしました。しかし息子たちはみな家畜の群れの番をしに出かけていたのです。父ヤコブは彼らが戻るまでそのままにしておくことにしました。ところがシェケムの父ハモルの方からわざわざ出向いてきたのです。ヤコブの息子たちもちょうど戻ってきていました。息子たちは話を聞いてびっくりするやら腹が立つやらで、どうにも気持ちがおさまりません。もちろん黙って見逃すわけにはいきません。妹一人の問題ではなく家族全体に対する屈辱だといきり立ちました。

 父親ハモルの申し出はこうです。「今度のことはいい加減な気持ちからではありません。息子は本当におたくの娘さんが好きなのです。妻にいただきたいと心から願っております。いかがなものでしょう、二人の結婚をお許し願えないでしょうか。皆さんが私どもの土地に住み、お近づきになってくださったら幸いです。息子シェケムもディナと父親と兄弟たちに頼みました。「お願いです。どうぞディナさんを僕にください。」

 さてどうなるでしょうか。続きは来週です。

(PBA制作「世の光」2013.10.2放送でのお話より )
 
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