世の光の時間です。お元気でしょうか? 羽鳥 明です。
今日の世の光はまず皆様からのお便りの御紹介です。埼玉県久喜市和(なご)みの里と書いてあります。ケアハウスに入居されたのですね。何年ぶりでしょうか、奥貫さんから大きなバラの花を年賀状に書いたものが同封されたお手紙です。
「びっくりされたでしょう、季節外れの年賀状で。先生の御住所が見つからず、間違った住所で戻ってきました。何とかお届けしたいと投函してみます。いつも先生の世の光に励まされて神様とお話ししながら祈りながらケアハウスで幸せに暮らしています。先生の御健康を祈り、主と共にある先生を思いつつ一筆したためました。」
奥貫さん、季節外れだろうと何であろうと懐かしい絵のお便り、嬉しく拝見しました。主にあって幸せな日々を過ごされ、お元気で何よりです。
さあ、今日の福音の四季のメッセージです。旧約聖書エレミヤ哀歌3章22節、23節。お読みしましょう。
「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。 それは朝ごとに新しい。」
今朝、うちの庭の片隅に露草の花が咲いているのを見つけました。飯田龍太(りゅうた)の句に「露草も 露のちからの花ひらく」とありますが、小さく輝く露に励まされたかのごとく花を開く露草の麗しさ。その露草は朝早く命の水を天から受けるのですね。「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。」(哀歌3章22節) 花のように美しい存在ではなく何と罪に汚れた私たちでしょうか。しかし神様はひとり子の命をもって私たちを贖(あがな)ってくださいました。主の恵み、神のあわれみです。そしてそれは朝ごとに恵みの露で生きかえらせ新しくしてくださるのです。
続いて哀歌は歌います。
「『あなたの真実は力強い。 主こそ、私の受ける分です。』と私のたましいは言う。それゆえ、私は主を待ち望む。」
旧約聖書 哀歌3章23節、24節です。
それではまた聞いてください。
(PBA制作「世の光」2007.10.03放送でのお話しより)
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