世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日も皆さんと御一緒に聖書を開いてまいりましょう。
今日はテモテへの手紙第一 6章の11節です。
「しかし、神の人よ。あなたは、これらのことを避け、正しさ、敬けん、信仰、愛、忍耐、柔和を熱心に求めなさい。信仰の戦いを勇敢に戦い、永遠のいのちを獲得しなさい。」(6章11節と12節の前半)
信仰を持つということは神の人として生きるスタートを切ることです。信仰を持つことによって、何よりも自分の成長を目指していかなくてはなりません。他人と比べるのではなく、信仰を持った昨日(きのう)よりも今日、と自分自身の変化と成熟を目指しながら日々精進することが大切なのです。
パウロはテモテという牧師に宛ててこの手紙を書いていますが、テモテはこの時すでに四十(歳)代であったと言われます。そんなテモテにパウロは六つの成長の目標を指し示しています。
第一に正しさ。人格的に完全であるということです。
次に敬虔。正しい性質が行いや生活にも現わされることです。
第三に信仰。人間の最も素晴らしい能力は信頼することにあると言われていますが、神を信頼し人を信頼することも成長の結果なのですね。
第四に愛。他人のために犠牲を負う愛。受けるよりも与えることを良しとする愛です。
第五に忍耐。困難なことがあっても挫(くじ)けず粘る性質のことです。自己満足的に我慢することではありません。困難な場所にあって物事を継続し、何事かを成し遂げる勇気のことです。
第六に柔和。優しさの事です。優しさを欠いた勇敢さは人を暴君にすると言われますが、優しさがあるがゆえに能力の高さ、鋭さ、力強さが完全なものとなるのですね。
パウロはこうした、正しさ、敬虔、信仰、愛、忍耐、柔和を熱心に求め、それらを身につけていくために戦い抜きなさいと勧めます。ぼおーっとしているならば信仰の成長もそんなものでしょう。戦いに勝利するために全力を尽くすあり方が人を豊かに成長させることにもなるのです。
( PBA制作「世の光」2007.10.11放送でのお話しより)
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