世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
今日は、幸い・幸せの内容についてお話しします。私たちはこのことのゆえに幸せだ、幸いだって思いますけれども、その内容が長続きするとは限りません。いいえ、この世の中の物も人も状況もみんな変わっていきますから、それは当然長続きしないのが当たり前なのかもしれません。
でも旧約聖書の詩篇の84篇という所には、その幸せが長続きしていく、いや変わらないものの上に幸せを感じていく、実感していく、そんなことがあると歌っているんです。三つのことを挙げています。
まず第一に、「何と幸いなことでしょう、神様と共に生きる人は。」(4節を参照)と言うのです。決して変わらない神様と一緒に神様を心の中に信じていつもどこでも一緒にいる、そんな思いを持っていく時に、その幸せ感は変わらないという訳です。
第二番目に、その神様は私たちに生きる力を与えてくださる方だから「何と幸いなことでしょう、その生きる力を神に見い出す人は」と5節の所で言っています。そういう人はたとえ涙の谷を過ぎることがあっても、そこを泉のわく所とする、というのです。そんな生きる力、持っていたらどんな辛いことや疲れてしまったり行き詰まる、そんなことがあっても新しい力に生きる、そういう幸いだと言うのです。
三番目に、こんなふうに歌われています。「万軍の主よ。なんと幸いなことでしょう。あなたに信頼するその人は。」(12節) 私は元気な時、調子のいい時は自分の力でやっていける、自分が頼りだ、と思っています。でも、自信に陰りがきたり、不安を感じたり、時には落ち込むこともある訳です。強い揺るがない心の支えが必要ですね。ですからこの詩篇の作者は天地を創造し、これを守り支えて、そして私たちに知恵や力を与える源である、そんな神様に向かって「主よ、あなたを信頼します。」と言える人は幸いだ、っていうんです。
こんな変わらない神様に信頼を、いえ神と共に生きるそんな幸いをあなたも味わってみてください。
詩篇 84篇
1 万軍の主。あなたのお住まいはなんと、慕わしいことでしょう。
2 私のたましいは、主の大庭を恋い慕って絶え入るばかりです。私の心も、身も、生ける神に喜びの歌を歌います。
3 雀さえも、住みかを見つけました。つばめも、ひなを入れる巣、あなたの祭壇を見つけました。万軍の主。私の王、私の神よ。
4 なんと幸いなことでしょう。あなたの家に住む人たちは。彼らは、いつも、あなたをほめたたえています。セラ
5 なんと幸いなことでしょう。その力が、あなたにあり、その心の中にシオンへの大路のある人は。
6 彼らは涙の谷を過ぎるときも、そこを泉のわく所とします。初めの雨もまたそこを祝福でおおいます。
7 彼らは、力から力へと進み、シオンにおいて、神の御前に現われます。
8 万軍の神、主よ。私の祈りを聞いてください。ヤコブの神よ。耳を傾けてください。セラ
9 神よ。われらの盾をご覧ください。あなたに油そそがれた者の顔に目を注いでください。
10 まことに、あなたの大庭にいる一日は千日にまさります。私は悪の天幕に住むよりはむしろ神の宮の門口に立ちたいのです。
11 まことに、神なる主は太陽です。盾です。主は恵みと栄光を授け、正しく歩く者たちに、良いものを拒まれません。
12 万軍の主よ。なんと幸いなことでしょう。あなたに信頼するその人は。
(PBA制作「世の光」2007.10.19放送でのお話しより )
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