世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきね・ひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
今日は最初に聖書のことばを紹介しましょう。
旧約聖書 箴言16章18節
「 高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。」
新約聖書使徒の働き12章という所を読むとイエス・キリストの弟子の一人が剣で殺され、ペテロまでも投獄されてしまうという出来事が書かれています。こんなことを行った王様は一体だけかというと、ヘロデ王という人でした。この王様はもちろんその立場の故に強力な権力を持っていました。
片やイエス・キリストの弟子たちはどうでしょう。権力どころか何も持っていないような人たちでした。国際世論に訴えることもできなければ署名運動をする訳でもありません。彼らの武器は何でしょう。剣でもなく軍事力でもありません。祈ることだったんです。誰が見ても力の差は歴然としています。
しかしこのヘロデ王がカイザリヤという場所で演説をした時のことでした。人々は、「これは神の声だ。これは人間の声ではない。」と叫び始めたんです。ヘロデ王の耳にこのことばはとても心地よく響いてきました。・・・うーん、神になるのもいいもんだ。・・・そう思ったんでしょうね。人はすぐに調子に乗りやすいものです。彼は民衆に気にいられることをしたり、民衆の根拠のないことばに、いつの間にか何か心が高ぶり、傲慢になって行きました。しかしどうでしょう。一匹の虫がヘロデ王に噛みつき彼はあっけなく死んでしまったと聖書には記されているんです(使徒の働き 12章23節参照 )。自分をまるで神であるかのように振舞い生きる人生ほど空しい滑稽なものはありません。
先日ある方の葬儀の司式をしました。そこで歌われた讃美歌は大変有名な「主、我を愛す」(讃美歌461番)という讃美歌でした。「主、我を愛す 主は強ければ 我弱くとも 恐れはあらじ 我が主イェス 我が主イェス 我が主イェス 我を愛す」
この歌の通りですねえ。私たちは、「主は強ければ 我弱くとも 恐れはあらじ」なんです。私たちは不必要な力を求めることはやめたらいいんです。私たちは弱くていいではありませんか。なぜなら主は強いのですから。高慢なひとりよがりの人生ではなくて謙遜を学びながら弱さを支えてくださるイエス様と共に歩む人生を選びとっていきましょう。「 高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。」(旧約聖書箴言16章18節)のですから。
( PBA制作「世の光」2007.10.02放送でのお話しより)
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