百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

台風10号ゆっくり近畿へ 明日は齋藤知事の証人尋問

2024年08月30日 04時45分03秒 | 日記

 

 29日(木)、雨が降ったり止んだりの一日だった。台風10号は九州南部に上陸し、非常にゆっくりした速度で九州を横断しているた。まだ近畿地方への影響は小さいようだが、31日の加東市夏のおどり・佐保の夏まつりに続いて、「野球をやろうぜ」のイベントも実施が見送られた。夏休みの最後を飾る楽しみな行事がこれで全部取り止めになってしまったのは残念だ。ただ、台風の被害を出さないために万全の備えをしておきたい。写真は、まぼろしとなった令和6年の2つの行事のチラシ。

 10時30分頃、兵庫教育大学構内の書店に行き、月刊誌と注文していた書籍を受け取った。午後は、静かに本を読んだり、資料整理をした。外は静かな気配だった。時折り、庭でホイツク(ツクツクボウシ)の鳴き声が聞こえた。午後6時、事務所に教え子が相談事で来所。議会事務局との連絡では、明日の文書問題調査特別委員会は開かれるとのことだった。

 ところで、テレビ、新聞、週刊誌、ネットニュースなどで齋藤知事の映像とニュースを見ない日はない、といっていいほど次々と出てくる情報で溢れている。前回の文書問題調査特別委員会での証人尋問の証言や職員アンケート結果の中間報告の公表などがあったので、メディアが報じないわけはない。もちろん、情報の出し方はいろいろ違いもある。バラエティ番組とニュース番組では自ずと違ってくる。受け手である私たちもそれをわかったうえで情報を受け取らなければならない。このような報道状況を捉えて、「マスコミがおもしろおかしく騒いでいるのは県政にとってマイナスだ」という声をたまに耳にする。また、「知事が余裕を持って県政に当たることができるよう、議会としてマスコミに働きかけてほしい」という匿名の葉書もいただいた。ただ、現在の県政の混乱、マイナス、知事の余裕のなさを招いた原因は、知事のこれまでの判断、行動にあることは間違いない。また、メディアが報じている知事に関する報道の内容は、事実無根のつくりごとではなく、証言やアンケートに基づくものであり、ほぼ事実であると考えてよい。

 そして、何より忘れてはならないことは、県議会がこの文書問題に関する真相究明を行うために地方自治法第100条に基づく強い調査権限をもつ特別委員会(百条委員会)の設置を議決し、手続きに従って委員会を開き、告発文書の内容の真偽、公益通報者保護等について、職員アンケートや証人尋問を行っているところだということである。百条委員会は常設の委員会ではなく、6月議会の最終日に、本会議で議決により、賛成多数で設置が決まったものだ。もし、百条委員会が設置できていなかったとしたら、正式な形での職員アンケートも証人尋問も行われていなかったわけで、明らかにならないままの事実もあったはずだ。逆にいえば、百条委員会が設置され、真相究明が行われると困る事実が表に出てくることになるために首を差し出してでも(※ポーズであったが)、設置を妨げようとする動きがあったといえる。百条委員会は議会に設置された正式な特別委員会であり、毎回理事会、委員会で正式な手続きにもとづき調査が進められている。ただ、メディアでは新聞各紙、テレビ各局、各週刊誌等で報道競争が激しく繰り広げられている。新聞は購読数、テレビ番組は視聴率、ネットは閲覧数などアップのために、有名な評論家や政治家、人気コメンテーターなどのコメントを取り発信している。中には、先走りや無責任とも思えるような発言も耳にすることがあるのも確かだ。だからこそ、県議会の文書問題特別委員会での調査が一番確かな情報だと思っている。明日は、職員、齋藤知事の証人尋問が予定されている。一部非公開だが、齋藤知事の尋問は公開で行われる。知事のパワハラ、優勝パレード寄付金等の告発項目に加えて、告発文書を出した元西播磨県民局長への「処分と調査」を指示したとされる公益通報者保護に関する問題について、知事の口からどのような言葉が出てくるのかをこの耳と目ででしっかり確かめるために傍聴したい。


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