社警察署で22年の術科はじめ式が行われた。署内の武道場で、地元県会議員、市関係者、防犯協会、交通安全協会など関係者が来賓として出席する中、小林署長の訓辞に引き続き、逮捕術、柔道、剣道の訓練、紅白試合が行われた。
間近かに練習、試合等を参観させてもらったが、日頃からの訓練の成果が発揮され激しい息や気合いとともに気迫が伝わってきた。県民の安心安全を守るためには、時に犯人逮捕といった場面もある。また、きびしい状況のもと、粘り強い捜査にあたることもある。心身ともに普段から鍛えておくことが求められる。こうした訓練を重ねて私たち県民の前に立っていることをこの術科始めであらためて認識させられるとともに、感謝と応援の思いを新たにした。
戦前の社区文書(現加東市社地域の区事務所文書)の中に、社警察署で開催された武道大会の資料がある。警察署の署員はもちろん、小野中の生徒、青年学校生徒などが出場し、盛大に開催されていたようだ。おそらく見物の人もあったのではないかと思う。そうした面での警察と地域のつながりは今の時代にもっとあってよいのではないかとも思う。