百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

副幹事長

2012年08月25日 04時49分54秒 | インポート

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 24日(金)、正午に登庁。自民党議員団再生可能エネルギー研究会の勉強会。午後は議会運営委員会、議員団総会と続いた。総会冒頭、新原議員の辞職に伴い空席となっていた副幹事長に選出された。年度途中からだが、全力を尽くしていきたい。その後は農政環境部会が開かれ、末松参議院議員、山田参議院議員からTPPの問題点、参加交渉の現状などについて話を聞いた。その後は政調理事会。大部屋から幹事長室への引っ越しも済んだ。明日から兵庫県議会日仏日独友好訪問団の一員として9月1日まで両国を訪問する。


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健康福祉常任委員会の管内調査で但馬丹波へ

2012年08月24日 05時18分27秒 | インポート

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 21日~23日の3日間、健康福祉常任委員会の管内調査で但馬丹波地区へ行ってきました。3日間好天に恵まれましたが、移動のバスの窓からは真っ青な空に白い雲、そして山の緑がまぶしく光っていました。

  調査先は、丹波、但馬の県民局で健康福祉事務所と県民室、県民協働室で事務調査を行った他、県立光風病院(神戸市北区)、特定医療法人社団 紀洋会の介護老人保健施設「咲楽荘」(篠山市)、豊岡こども家庭センター(豊岡市)、認定こども園城崎こども園(豊岡市)、豊岡市立総合健康ゾーン健康増進施設ウェルストーク豊岡(豊岡市)、兵庫県社会福祉事業団「出石精和園児童寮、第2成人寮」(豊岡市出石町)、県版HACCP認定施設「株式会社田中屋食品」(〃出石町)、但馬長寿の郷(養父市)の8つの施設を視察しました。

 


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尖閣波紋、親学

2012年08月21日 04時59分28秒 | インポート

 20日(月)、盆明けの月曜日。朝のラジオ体操に行くと低学年の男の子が一人来ているだけで他には誰の姿もなかった。ひょっとして今年の夏のラジオ体操は終わったのかもしれない。去年までは土日と盆の間以外はやっていたのに。

 事務所で仕事をしていると旧友から電話があった。尖閣上陸に兵庫県議とあったので藤本かと思ったが違った。上陸した県議に「よくやってくれた」との激励を伝えてくれというものだった。

 夜、親学に関心を持って進めようという方々の集まりに出席した。北播磨各地から、また各分野からの出席があった。これまで加東市をはじめ北播磨で親学の講演会やアドバイザーの講習会などが開催されてきたがそうした会に参加した人が中心で、今後さらに子育て支援、家庭教育応援、相談、学習などさまざまな取り組みを進めていこうという気運の高まりの中での集いだった。出席者からは、保育や学校現場での取り組みや課題、地域や家庭の教育力の低下、孤立する母親の悩みなどそれぞれの立場、現場からの話を聞くことができた。

 21日から3日間、常任委員会の管内調査で但馬丹波地区に出かけます。


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尖閣の日の丸

2012年08月20日 05時25分39秒 | インポート

 19日(日)の午後、尖閣諸島の魚釣島に日本人10人が上陸したというニュースを携帯電話で見た。あとで地方議員ら10人であると知った。そして、その中に兵庫県議の和田有一朗氏の名があった。事前に慰霊祭を行うために上陸許可を国に申請していたのに許可されなかった。なぜ慰霊祭のための上陸を許可しなかったのかの方が問題だ。香港の中国人が不法上陸し逮捕されて強制送還されたが英雄として迎えられている映像を日本人は見せられていた。魚釣島の灯台や岩の上に掲げられた日の丸の映像を見てこれが本来在るべき当然の風景であると思ったはず。言うまでもなく、尖閣諸島も竹島も北方領土も我が日本の固有の領土であることは歴史的にも国際法的にも全く間違いのないことだ。竹島に韓国大統領直筆の標柱が建てられたり、択捉島にロシアの首相が来て軍事施設をさらに整備すると発言したりしている風景は我々日本国民にとっては本来の風景ではなく明らかに不法、間違っている風景なのだ。日本国としてはっきりと態度や行動で明示すべきである。はっきりしないから国民自身が我が領土であることを行動で示したのだ。


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子供茶会、雨上がりの夏祭り

2012年08月19日 05時49分47秒 | インポート

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 18日(土)、今日も真夏の太陽がじりじりと照りつけている。午前、加東市東条公民館で開かれた加東市子供浴衣茶会に出席した。この茶会は加東市が開催している子供チャレンジ教室の一つで、5年目を迎え、今回は今年4回目で、保護者に練習してきたお点前を披露する場、いわば参観日でもあった。指導者は加東市吉井の藤原茂子先生で御年85歳。会場にはひまわりの花が生けられ、浴衣姿の子供たちが少し緊張しながら先生の指導でお互いにお茶をたててもてなした。私たちもお茶をいただいた。茶道は日本の伝統文化。お茶で客をもてなす茶道の所作を通して人を大切にする心を身につけることができる、いわば今一番必要とされている道徳教育の原点を理屈ぬきに学び修めることができる。そんな素晴らしい和の文化を子供達が体験できるこの取り組みは実に素晴らしいと思う。藤原先生にはいつまでもお元気で子供達に和の心、もてなしの心を伝えていっていただきたいと思った。

 午後、俄に雲行きが怪しくなり、北東の空は真っ黒、稻光と雷鳴が轟き始めた。とうとう大雨洪水警報も発令される。5時過ぎには空も明るくなりはじめたが、京都、滋賀方面ではまだ大雨の警報が出ていた。夜、市内3ヶ地区(高岡、山国、藤田)で行われた夏祭りに参加して踊りの輪に入って楽しませてもらった。山国では観音堂の前の広場がまつり会場。近隣地区からも多くの人が参加して賑わった。観音堂の中から盆踊りをご老人と一緒に眺めるとまた独特の雰囲気を味わうことができた。山国ではまつりの最後に花火が打ち上げられた。


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危機管理、教育再生、道州制・・・

2012年08月18日 05時41分30秒 | インポート

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 16日(木)、健康福祉常任委員会。今回は閉会中の調査で、福祉基盤の充実について調査した。発達障害者(児)への地域の理解などが質疑で出た。午後は政調懇話会。五百旗頭真(ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長)が「大震災の時代と危機管理」について講演した。夜は県庁加東クラブ(仮称)準備会の会合を開いた。加東市在住、加東市出身など加東市に関係の深い県庁職員の会を設立しようという趣旨だ。次回は正式の発会の集いとしたい。

 17日(金)は、全教の全国教研集会開催への抗議行動で騒がしい中、北野六甲荘で自民党県議団の2つのPT研修会が行われた。午前中は文教部会の教育再生PT、午後は総務部会の地方分権PT。横浜市教育委員会委員長の今田忠彦氏から教科書採択の取り組みを中心に教育改革の推進について熱い思いを聴かせていただいた。また、地方分権の推進については自民党道州制推進本部参与の久世公堯氏から道州制をめぐるこれまでの動きと自民党が考えている道州制について詳しい資料にもとづいた話を聴かせていただいた。井戸知事が連合長をつとめる関西広域連合と道州制との関係についてもだいぶ整理してとらえることができた。

 外へ出るとスピーカーの轟音が遠く近く聞こえ、すべてのものを焦がすようなきびしい日差しだった。お盆明けというか、まだお盆の行事が続いているなかの充実した2日だった。


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終戦記念日

2012年08月16日 05時54分58秒 | インポート

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 昨日8月15日は、67回目目の終戦記念日。この日は母の19回目の命日でもあった。母が亡くなた平成5年は冷夏だった。お盆まで冷たい夏だったことを思い出す。朝、社の市街地の南端にある元加東郡公会堂(明治45年、現明治館)の敷地にある忠魂碑を参拝する。大正時代に建立され、旧社町(現社小学校区域)の英霊の御霊を顕彰したもので、戦後の昭和28年に再建立されている。毎朝のウォーキングでも参拝するがこの終戦記念日は特別だ。

 夕方、ご先祖の霊を家族で送る。小さい頃は市街地の北を流れる千鳥川に架かる明治橋から送っていたが、今は市街地の東にある墓地の一角にこしらえられた精霊送りの場所に送る。線香を供えて経をあげるだけだが、これでお盆もおわったという感じがする。

 夜、市内滝野地区の2地区で行われた盆踊りに行く。先祖供養の伝統行事である盆踊りを地域住民総出で楽しむ。心地よい風が吹いて踊る人の笑顔が嬉しそうだった。

 それにしてもこの日起こった、竹島への中国人上陸や韓国大統領の天皇謝罪要求発言など中・韓による日本の主権侵害、侮辱行為は日本人の気持ちを著しく傷つけ、国家関係を悪化させるものだ。余りに国際法や慣例、常識を無視した行為に呆れるものだが、これがわが国の隣国の現実の姿だということをあらためて認識しなければならない。無法、無礼には躊躇遠慮することなく法にのっとって敢然とした態度で対処すべきだ。


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島守の塔、県庁壕

2012年08月15日 05時43分06秒 | インポート

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 わが自民党議員団政調理事会が7月中旬に行った沖縄県の政務調査におけるエピソード、「波上宮境内の明治天皇像」、「白梅の塔と県立第二高等女学校跡地」をこのブログで報告したが、今日は「島守の塔、県庁壕」での体験を報告したい。

 「島守の塔」は摩文仁の丘にあり、島田叡沖縄県知事と県庁職員三百余名の戦没者の御霊を祀る碑だ。私たちがこの地を訪れたのは、島田知事がわが兵庫県の出身であり、そうした縁で兵庫県と沖縄県友愛運動県民の会が昭和51年に発足し友愛に基づいた交流が行われて今年は40周年になることや、島田知事の遺骨捜索活動が話題になっていることなどがあった。島田知事は昭和20年1月沖縄県知事として着任し、米軍の猛攻のなか、県民の命を守ろうと最後までその責任を果たし、6月26日に最期を遂げたとされている。島田知事は、沖縄県民から今も「島守」とよばれて慕われている。

 私たちは那覇市真地の高台にある墓地にある県庁壕とよばれる防空壕を訪れた。昭和20年4月に県内の市町村長会議が行われた壕だ。島田知事、荒井警察部長が約3ヶ月この壕内で執務したため県庁壕と呼ばれている。沖縄独特の墓の間の狭い道を行くと、一段低くなったところに壕の入口があった。人一人がやっと通れる穴だ。ヘルメット、長靴に履き替えて壕に入る。中は真っ暗で湿気がひどい。しかし、自然の壕内には広い空間もあり、通路となっている穴を行くと、横に掘られた小さな部屋のような空間があった。その狭い空間に机、ベッドをこしらえて島田知事は約3ヶ月執務し生活したのだった。思わず手を合わせて冥福を祈る。

 地元の郷土史家から丁寧な説明をしていただいた。置かれた時代、そして状況が違うとはいえ、私たちは一時間もその壕内にいることさえできない状況だった。壕から外へ出ると真夏の青い空と白い雲、そしてまぶしい光があった。島田知事の最期の地はわかっていないようだ。その遺骨捜索が行われている。


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ふるさと夏祭り

2012年08月14日 07時09分53秒 | インポート

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 13日(月)、お盆だ。朝、雨が降ったが日中は曇りから晴れへ。午前中は庭の掃除をし、午後は事務所で仕事。夜は市内の2地区で開催された夏祭りへ。夜空は稲妻が光り今にも大雨になるのでは、という心配があったが無事開催できた。近隣地区や踊りグループの参加、老若男女総出のふるさと祭りは盛大に行われた。貞守地区のふるさと祭りは30回目の開催。最後は恒例の花火が夜空を彩った。


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織物の神様

2012年08月13日 05時32分40秒 | インポート

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 12日(日)、早朝に墓参りをする。掃除をして花と線香を供えてお経をあげる。昔に比べると墓地委員会によって墓地の整備と管理が格段と行き届いているので墓掃除に時間と労力をかけずに済む。墓参りの作法は小さい頃から見てきた母の手振りだ。母が亡くなってからは当たり前のことだがお経も私の仕事になった。

 西脇市で開かれている織物まつりの神事に出席する。機殿神社には織物関係者をはじめ西脇多可、加東、加西の市長、議長や国会議員、県会議員、県関係者らが出席。円高が続ききびしい状況にある地場産業の播州織だが、出席者からは振興への決意が語られた。

 


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夏まつり

2012年08月12日 05時51分14秒 | インポート

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 お盆だ。そして、各地区で開催される夏祭り、盆踊りのピークを迎える。そんな11日(土)、朝から激しい雨。雷も聞こえる。準備の役員さんらもこの天気に気が気ではないだろう。久し振りに事務所でたまっている事務整理に没頭し、夕方から夏まつりに出かけた。花火、踊り、ビンゴゲーム、夜店など夏の夜の楽しみが満載。また、超高齢化の悩み、子供の通学路の安全確保、自主運行バスの実験など、地域の課題や対策についての話にも熱がこもる。8時半頃にはまた大粒の雨が降ってきた。


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政調会、加東市農産物直販所オープン

2012年08月11日 08時10分19秒 | インポート

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    8日、道の駅とうじょう(加東市南山の中国道とうじょうインター横)で加東市農産物直売所「コスモスの館」がオープンし、その式典が行われた。これまで、テント張の直売所だったが、念願の建屋が完成し、快適良好な環境での販売ができるようになった。建設前は少し狭いように思えたが、新鮮な地元産の野菜、米、加工品などが棚に並び、オープンと同時に大勢のお客さんで賑わった。「コスモスの館」は第三セクター夢街人とうじょうが経営、加東市、みのり農協が出資しており、県の農産物直売補助や北播磨県民局の地域の夢事業の補助も入っている。

 8,9日の2日にわたって自民党県議団政調会が開かれ、24年度の主要事業の進捗状況について調査を行った。企画県民部から最後の教育委員会まで、各部毎に当局の説明、質疑が行われた。各部とも、出席議員からは説明に対して確認、質問、要望などが活発に行われ時間が足りないほどだった。

 2日間、午前10時から午後4時30分まで自民党大会議室に座りっぱなしで運動不足になるので、早朝、ホテルを起点に運動がてらウォーキング、体操で汗をかく。オリンピックの女子レスリング、なでしこジャパンの活躍を見たあとだ。高校野球も始まった。神戸市内には高校生の宿泊も多いようで、早朝に集団で散歩する光景も見られた。


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白梅の塔

2012年08月09日 09時15分00秒 | インポート

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 先月中旬に自民党県議団政調理事会の視察で沖縄県を訪れた折、白梅の塔に参拝した。白梅の塔は沖縄県立第二高等女学校の女子学徒看護隊である白梅部隊(第24師団野戦病院従軍看護婦)の女子生徒らが凄絶な最後を遂げた国吉の壕(沖縄県南部の糸満市)に建立されている。

 ひめゆりの塔のように多くの人が訪れるわけでなく、駐車場も整備されていないが、特別な思いでその場に降り立った。  白梅部隊のことは、まだ学生時代に読んだ一冊の本で知った。金城和彦著『嗚呼沖繩戰の學徒隊』(昭和53年6月20日発行、原書房刊)500頁の分厚い本だ。昭和53年9月13日読了している。その後、中学の社会科教師になり、歴史の授業で沖縄戦での学徒隊の資料として活用してきた。

 白梅の塔に祈りを捧げたあと、そばの壕の中に入った。このような狭い入口の壕の中で乙女等は手当や水汲みなどをしながら激しい米軍戦車の砲撃、火炎放射器の攻撃を受け、最後を遂げたのだと思うと手を合わせてただただ冥福を祈るしかなかった。

 翌朝、那覇市内をウォーキングしていて、ふと気づくと松山町にさしかかっていた。中国寺が目にとまったので歩いていくと門は固く閉ざされていた。雨が降ってきたので雨宿りをする場所はないかと、道路の向かいの公園の方を見ると、像のようなものが見えた。近づいてみると、何と白梅の乙女たちの像だった。さてここは?松山公園とある。そして、沖縄県立第二高等女学校跡と書いてあった。ぞくっとするような感覚に包まれ、像から公園の中に入っていった。昨日、白梅の塔を訪れ、その翌朝、導かれるようにこの乙女等の学校跡に連れてこられた。しばらく公園の中を歩いていると雨も上がった。

 真夏の青い空と白い雲、そして濃い緑を見ると、今でも沖縄でのこの体験を思い出す。

 


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再生可能エネルギー研究会調査

2012年08月08日 05時29分10秒 | インポート

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 6,7日の2日にわたり、自民党議員団再生可能エネルギー研究会で北海道のバイオ燃料生産施設を視察した。自然エネルギーといえば太陽光発電が脚光を浴びているが、農作物を原料として生産されるバイオ燃料は、アメリカ、ブラジル、EUなどでさとうきび、とうもろこしなどから生産が拡大している。そこで、わが国の自然エネルギーの生産拡大、農業の活性化促進という視点からバイオ燃料の生産現場を視察し、現状と課題を探ろうとしたものだ。

 訪れたのは、北海道苫小牧市にあるオエノンホールディングス株式会社の苫小牧工場と上川郡清水町にある北海道バイオエタノール株式会社十勝清水工場。共に農水省の国産バイオ燃料の生産から販売までの大規模実証事業の補助を受けて取り組んでいる。苫小牧は休耕田で多収米を生産しこれを原料としてバイオエタノールを生産しようとしたものだが、現在はMA米(ミニマムアクセス米)を原料として生産している。十勝では、規格外小麦と余剰甜菜を原料としてとりくんでいこうとしたものだが、MA米も使っている。北海道の農業農村の活性化、CO2対策、産業と雇用の創出を目指し年間それぞれ15000キロリットルのバイオエタノールが生産されている。

 1期目に兵庫県で行われている稲わらを原料とするバイオ燃料の実験プラントを視察したが、生産ベースに乗せるためには、原料となる稲わらを播磨地域の広い範囲から集めてこなければならないという原料調達の課題があった。北海道でも休耕田を活用した多収米の生産、余剰農作物を原料とする計画だったが、農政の転換や気候などの影響による生産量の問題などがあり計画通りにはいっていない面もみられた。だが、バイオ燃料生産はわが国の将来的なエネルギー生産をどうするかという視点で見ていく必要があり、販売面での課題も含めて今後解決していかなければならないことが多い。

 帯広の朝の気温は16度だった(写真)。日中はもっと上がる。この寒暖の差が十勝の豊かな農業の条件でもある。十勝平野に広がる広大な畑地の大陸的な風景を眺めながら、日本の食糧生産基地を実感しつつ、またバイオ燃料生産の行方に思いをめぐらせていた。写真1枚目は平均年齢72歳の高齢者が取り組んでいる定食屋さん「グランマ」での昼食風景。


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認定こども園・夏まつり

2012年08月06日 06時00分59秒 | インポート

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 4日(土)、早朝はもう秋の気配を感じた。しかし、日が昇ると今日も真夏の太陽が照りつけた。朝、加東市子ども会親善ドッジボール大会が開催された。今回で6回目を迎えるが、県ドッジボール協会の審判の笛の音が響く中、子ども達の歓声があがっていた。

 午後、神戸で認定こども園に関するシンポジウムが開かれ出席した。県内の尼崎市と高砂市の認定こども園の事例発表が行われたあと、認定こども園への移行の理由、運営支援などについての質疑も行われた。兵庫県は認定こども園への支援に積極的に取り組んでいるが、市町の支援が異なっており、その統一的な支援が求められるとの声が上がっていた。

 夕方、加東市下滝野にある北播磨こども発達支援センターわかあゆ園、県立のじぎく特別支援学校わかあゆ園の夏まつりに出席した。上田園長は名前が変わりさらに内容も一層充実していきたいと語っていた。この夜は市内各地区で夏まつりが行われており、光明寺地区、稲尾地区のまつりに参加した。高齢者から小さな子供まで一緒によしよし加東音頭や炭坑節など踊りの輪に入り夏の夜を遅くまで楽しんだ。井戸知事が「故郷意識」の大切さを語っていたが、まさにこうした伝統行事への参加を通して「ふるさと」を懐かしみ大切にしていこうとする心がつくられていくことを実感する。


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