22日(金)、朝、登校見守りに立ってから県庁に向かった。
9時30分過ぎには登庁。今日は第355回定例県議会(9月県議会)の最終日。朝から日程が詰まっていた。
10時から議会運営委員会が開かれた。維新の会の県議2名が衆院選立候補による自動失職が報告されたのち、知事より、コロナ対策補正予算、職員の給与に関する条例改正の追加上程議案が、また、議会としてコロナ対策への協力のために期末手当や政務活動費の削減を行うための議員提出の条例改正案の説明が行われた。
10時30分、自民党議員団総会が行われ議運の報告や議案の説明が行われた。
11時本会議が開かれた。まず、令和2年度決算審査結果が北口寛人決算特別委員会委員長から報告され、続いて討論、表決が行われた結果、賛成多数で認定された。次に知事から追加上程議案が上程され、所管委員会に付託、委員会審査のため暫時休憩となった。議案は総務、産業労働、文教の各委員会で審査された。私は文教常任委員だったので審査にあたった。
本会議が再開され、表決の結果原案通り可決された。続いて、議員提出議案が上程され、原テツアキ議会運営委員長が提案説明を行い、全会一致で可決された。次に請願が上程され、委員会審査の結果が報告され、討論に続いて表決が行われ、1件、私立学校に対する助成に係る国庫補助制度の堅持及び一層の充実を求める意見書提出の件が採択された。続いて、意見書案「児童養護施設を退所した者への支援の充実を求める意見書」など11件が可決された。
こうして、9月30日から32日間にわたった今定例会が閉会した。今議会では、コロナ対策補正予算など28件、議員提出の2件が可決、また、令和2年度決算が認定された。請願は上記の1件が採択され、意見書は請願分を含めて11件が可決された。昨年に続いて、議会としてコロナ感染対策への協力を行うために期末手当や政務活動費、議会費など約8100万円を捻出することになった。
本会議終了後、各会派への挨拶回り、記者クラブでの発表などを行い、午後1時40分頃、ようやく昼食にありつくことができた。しかし、それも20分。
午後2時から、7階大会議室で政調懇話会が開かれた。議会活動の充実を目的として調査・研究の場として毎年行われており、52回目を数える。今回は、「デジタル化の目指す将来像」をテーマにデジタル化の先進国エストニアをよく知り、高松市などで地方自治体のデジタル化に関わっている山口功作氏を招き地方自治体におけるデジタル化の現状や課題、都道府県の役割などについて講演いただいた。国でデジタル庁が創設され、デジタル化への取り組みが進められている中、エストニアや高松市の事例などを示しながら、その理念、組織などについて具体的にお話しいただいた。
午後4時すぎに退庁。今日から飲食店への時短営業等への要請が解除された。新規感染者数は26人だった。日が暮れるのが一段と早くなった。夕暮れの稲が刈られた田圃の景色は寂しさを感じる。