9日(月)、朝、冷えていた。朝の登校見守りに立つと、子供の服装も季節バラバラといった感じだった。
今日は先日新しく開院した県立はりま姫路総合医療センターで、姫路循環器病センタ-からの引き継いでの処置後3ヶ月目の診察を受けた。確か今日から外来患者の診察が始まると聞いたが、朝から多くの人が訪れ、受付や各ブロック受付などで病院関係者に尋ねる場面が目立った。私も同じだった。検査、そして、診察の流れで、午後までかかってしまった。帰宅したのは結局、午後3時近くになっていた。やはり一日仕事になってしまう。加東市民病院の地域連携室を通じて、先月に受けていた検査データのやり取りも出来ていたし、病院の役割に応じた医療連携もスムーズだった。
加東事務所に戻り、社高校尚友会の原稿をメールで送る。また、自民党県連や自民党議員団との連絡も。また、秘書班とスケジュール調整なども行った。
ところで、ロシアで戦勝記念日のパレード、プーチン大統領の演説に注目が集まっていた。予想されていた「戦争宣言」なるものはなかったが、ウクライナへの侵攻を正当化した演説でだった。報道番組のコメンテーターが、ロシアの国民はこれを聴いて、そうだと思ってしまうのでは、と話していたが、ロシア国民はそんなに単純ではないだろう。表では大統領の演説を肯定しロシアの勝利を信じると言うだろう。しかし、心の中では、それがウソだと知っている、信じていないと思う。
ウクライナでは、ミサイルや砲撃によって、学校が攻撃され子供達が殺されている。病院が攻撃され、病人や妊婦、赤ちゃんが殺されている。占領された町では、ロシア軍が民間人を殺戮するという戦争犯罪を犯した、その証拠も挙げられている。ロシアはそれをウクライナのネオナチの仕業であり、フェイクだと反論しているが、世界のメディアに公開されている現実にロシア国民がまったく気づいていないはずはないと思う。しかし、このままロシアがウクライナの占領地域での支配、ロシア化を既成事実化してしまい、世代を超えて教育し続けていくとプーチン大統領のいう「表の論理」が定着し真実になってしまう。
北方領土もそうだ。4島だけではない。私が中学生の頃の地図には、南樺太は白くなっており、ソ連の領土ではなかったと記憶している。千島列島もそうだ。日本はサンフランシスコ講和条約でこれらの地域を放棄したが、どの国の領土とは決まっていない。ましてやソ連のものではないし、ソ連とは講和条約を結んでいない、との説明だったと思う。第二次世界大戦を祖国解放戦争という名称で呼び、日本から千島列島や南樺太を取り戻したとの教育をソ連がしていると聞いた。日本の子供達には、そうではない、歴史の真実をしっかり教えていかなければならないと、教員時代には、中学社会科の地理、歴史、公民の3分野で力を入れて授業をしてきた。
ウクライナの領土がロシアに侵略され、支配されることを正当化させてはならない。なぜならウクライナの大統領、国民がそれを認めていないからだ。