11日(日)、今日は朝のうちに墓掃除をした。墓参りの近所の一家や友人、知人と挨拶をする。「暑いですね」の次には、「大変ですねえ」の言葉が続き、今、兵庫県政を揺るがしている文書問題、知事の問題に話が進み、しばしの立ち話となる。墓の下のご先祖様もさぞご心配であろう。
今日から事務所は実質的にお盆休みに入った。この機会に事務所で資料整理を行う。紙書類、資料類は定期的に整理し、廃棄処分するものをまとめる。今日は、まず、5月末からの新聞スクラップの整理を行った。
ここ数日、県議会の文書問題調査特別委員会(百条委員会)で、元県民局長が発信した告発文書を公益通報として認めず、通報者の保護をしなかった県の判断、対応について検証するとの報道が続いている。県は、この文書を「怪文書」として扱い、「犯人捜し」を行い、元県民局長が書いたものであることをつきとめると、本人がそれを認めたとして、公用パソコンを押収し、内容を調べた。要するに、この文書による告発を「公益通報」とは認識せず、「怪文書問題」として扱い、内部調査を進め、その結果、文書に書かれた告発内容について、「核心的部分は事実ではない」と断じて、懲戒処分を行った、ということである。県議会の自民党議員団では、団総会等でこの問題について、調査を担当した組織局に説明を求め、当初から、「怪文書問題」ではなく、「公益通報」ではないのか、という議論を行ってきた。しかし、当局はあくまでも「怪文書」「内部統制」「内部浄化」の問題であるとの態度をとり続けた。齋藤知事は、始めから「文書問題への県の対応は適切であった」という態度を取り続けている。その後、県議会からの申し入れを受け入れ、第三者委員会の設置を決め、また、議会が設置した百条委員会にも出頭して証言すると言っている。しかし、「文書問題に対する県の対応に問題はなかった」という認識は変えていない。知事としての自分の判断、認識に間違いはなかったということだ。定例記者会見での記者のしつこいほどの質問にも同じ答えを繰り返している。「今後も変わらないのか」という質問にも答えてはいない。それは、「変わらない」ということなのだろう。この問題に対する知事、県の判断、対応に対する批判、指摘があることは受け止めるが、知事としての自分の判断や行動には間違いはなかったし、今後も知事として、日々の仕事に向かっていくだけだ、ということだ。百条委員会では、14日まで職員アンケートを実施している。また、23日に証人尋問(非公開)が、30日には齋藤知事の尋問が行われ、告発文書の各項目についての真相が究明され、また、文書問題に対する県の対応について、検証が行われる。
夏の甲子園、兵庫代表の報徳学園が初戦で大社高校(島根)に敗れた。逆転の報徳の本領発揮を信じたが残念ながら成らなかった。パリ五輪の次は甲子園の熱戦が楽しみだったのだが。そのパリ五輪では、日本選手の活躍がめざましい。女子やり投げで金メダルに輝いた北口選手が、「夢では70メートルを投げていたのに」と悔しがっていた。また、男子高飛び込みで、兵庫出身の玉井陸斗選手が見事銀メダルに輝いた。17歳になった玉井選手の顔が大人になっていた。そんなパリ五輪ももう閉幕だ。