8月24日(水)から26日(金)の3日間、産業労働委員会の管内調査で但馬・丹波地区の調査に行ってきました。丹波、但馬の2県民局での事務調査と地域で頑張っている企業、山陰ジオパーク事業、伝統地場産業などを現場調査に訪れました。
訪問した企業は、地域雇用促進に協力しているオーリス(株)(篠山市)、パナソニック電工施設照明(株)(丹波市)、但馬産業大賞(但馬地域で優れた技術やサービスで活躍し、地域の発展や経済活性化に貢献している事業者に与えられる)を受賞した日本精機宝石工業(株)(美方郡新温泉町)、(株)東豊精工(豊岡市)、(株)オーシスマップ(養父市)、地場産業として伝統の酒づくりで頑張っている田治米合名会社(朝来市)の6社。そして、山陰海岸ジオパーク事業では海上(かすみ丸)から調査を行いました。
丹波、但馬県民局調査では、観光振興策についての質問が出ました。県境を越えて京都府と兵庫県にまたがる大丹波エリアで、また、但馬では鳥取、兵庫、京都の3府県で山陰海岸ジオパークの広域で観光振興が推進されています。特に海上から見る山陰海岸の風景にはまさに「地形・地質の博物館」の名にふさわしいものでした。かすみ丸の三姉妹船長(当日は次女)の案内は、ジオパークの観点から専門的な説明が続き、感銘を受けました。まだまだ認知度が低いジオパークだが、ぜひこの貴重な地球資産を但馬の活性化に結びつけていかねばなりません。
訪問した企業はいずれも優れた技術と高い志を持って地域に活きている企業で、雇用、地域貢献など地域活性化で活躍していることが伝わってきました。養父市では廃校になった中学校の校舎を借りて技術センターを開設しているオーシスマップさんを訪問。広々とした校舎の教室に最新技術の地区作成機械を置いて、職員の精神的な健康づくりの工夫も見せてもらいました。田治米合名会社には樹齢250年の老松が大切に守られていました。時々酒を飲ませておられるとか。